満洲の何か
李香蘭の生涯。
断片的乍らも二日続けて、上戸綾の演技をしげしげと見る。*1
満洲国*2が絡む話だが、かくも劇的な生涯はその当時には知られてゐないだけで、きっといくつも、そこら中に転がってゐたはずだ*3。原作では、大陸と列島の運命的な関係が、一人の女性を通じて象徴的に語られてゐたが、果たして、この往還の距離感やスケール感は残念乍らドラマから感じることができなかった。でも、獅童の甘粕正彦役は意外に当たりだったかもしれない。また、音楽を服部良一の孫(でしょ?)の服部隆之が担当して盛り上げに一役買ってゐることは、因果応報の一端か? 兎に角、しばし満洲時代の思ひ出に浸る・・・・
(−_−)あんた何歳よ?!
ところで見知らぬ読者の方よりメール来まして曰く、「昨日今日と動画を載せられてゐるやうですが、わたしのパソコンでは重くて表示が遅くなるので、できれば動画は控ゑて頂きたい・・・云々」とぞ。
(−_−)?!?!?!
あのー、本稿はあくまでも一偉人、もとい、一個人の日記又は備忘録として書き綴ってゐるものでありまして、不特定多数(少数?)の読者様の電脳環境諸事情は一切考慮せずに粛々と書いておりますもので御座ゐまして、そこんとこは呉々も宜敷く御理解御寛容御勘弁願ひ奉りますです、ハイ。
(−_−)!!!!!
- 作者: 山室信一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 新書
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満州 - Wikipedia
それにしてもこんなにいつまでもいつまでもあたたかくって、だいじょーぶなのでせうか? 年内立春御正月。。。
大地震、火山噴火、隕石落下などの天変地異の予兆なのかもしれませんし、さうではないのかもしれません。
*1:台詞の多くが中国語とは、日本の役者にとっては酷だねなかなか。中途半端に中国語を解する我輩にとってさへこの調子(即ち聞いちゃいられない状態)だから、堪能な方や中国人にとってはじっと我慢の世界だらうね。
*2:1932年から1945年まで、中国東北部に存在した幻視国家。中国では「偽満洲国」と表記される。嘗て二度ほど、旧満洲国の建築物巡礼に出掛けたが、矢張り新京こと長春の旧関東軍本部の存在感は圧倒的だった。重厚なビルの上部に日本の城の天守を載せたやうなその風体(帝冠様式?)は直ちに愛知県庁を連想させられたが、それをまた現在は共産党がそのまま利用してゐるてう歴史的事実とのアンバランスが、たまらなくゾクゾクする感興を催します。奉天こと瀋陽の旧ヤマトホテルも威風堂々たる古典建築で、たった1泊の宿泊だったが非常に強烈な印象だった。