惣菜の森

コノシロの卯の花包み

工作活動の帰り道。
超市に立ち寄り、お惣菜を物色する。ごんぼ(牛蒡)のサラダ、菠薐草のおひたし、卯の花、肉じゃが、中華風あんかけ肉団子、イワシのマリネ、ひじき豆、鯖の味噌煮、手羽先、豚肉の角煮やら、おでんまである。
今回は、狭きこと三希堂の如き台所にて大いに米を研ぎ、毎晩ごはんだけは儀式のやうに炊いてゐるのだが、まな板を置くスペースさへ無いミニ流し台に備へ付けられた1口だけの電気プレートで調理するつもりは全く無く、お惣菜だけはほぼ毎日買って帰ることになる。
ハラヘリのハラペコハムニダ時に超市に出掛けるほど愚かなことは無いが、かといって手ぶらで招待所に帰ればふりかけごはんとなる。何を選ぶかはその時の気分次第だが、予算的な制約をなくせば鯨の角煮さへも高級お惣菜として入手出来る時代である。普段なら自分で作ってゐる種類の惣菜を買うてう行為には、奇妙な後ろめたさと密やかな楽しみが交錯するが、この機会に一通り各種を試食してみむとぞ思ふ。
(−_−)そいでもって今宵はひじき豆に決定。
モゴモゴとモゴヨ     
    
私の作ったお惣菜 (集英社文庫)