ナルシスの変貌
寒さにも負けず、水仙の花が次々と開花。
我が庭の水仙は、八重咲きのものと普通のもの、そして大輪の黄色い花の三種類。遅咲きの大輪を除き、今は八重咲きが盛り。
小さな花だが香り高く、冷たい北風に溶け込んで気品を加へ、鼻腔をくすぐり心和ませる。今や山茶花の盛りは過ぎ、椿は今が花盛り。その脇で三椏は陽光の増幅を待ち、その蕾みも日に日に大きくなってきた。冬至の一陽来復も、植物達には既に感知された気配がある。
さう、樹木の多くは冬芽で春を待つ。やがて来るその瞬間に堅い外皮を脱ぎ捨てて、いち早く新芽を芽吹かせる為の準備は既に整ってゐるのだ。
ところで先月いただいた干し数の子、約1週間かけて塩水で戻してみました。
北海道は留萌産の高級品らしく、乾燥してゐたことが嘘のやうにぷりぷりプチプチと歯応へがよろし。勿論、薄口せうゆと削り節でいただくワケですが、今夜は友人とシシ肉を食べるので明天までお預け。
- 作者: 小池真理子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/04/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
こちらはダリ的な水仙と、その変貌
今宵、満月。