気配

何かの気配が・・・

いろいろなものの気配。
予兆てうほど大袈裟なものでもなく、予感のやうな、気のせいかもしれないが、さうでないかもしれないやうなものごとのこと。
具体的には、雨の気配、人の気配、月の気配、浮遊因子の気配、もののけの気配などなど。
天の気配やカミの気配は壮絶だ。怒濤の如く降臨し、全身表面ばかりか五臓六腑の髄までに瞬時に浸透する。
勿論理屈は不要であるし、コトバさへ寧ろ虚しい。気配は語るものではなく、体感し感得するものなのだ。
要するに気配とは、理解する以前に既に意識下にあり、同時に意識上にあるものごとのこと。
日常に、天の気配を感じて暮らしたいものだ。
月の気配を感じ、過ごしたいものだ。
      

     
          
     
茶室 (和風建築シリーズ)