三部構成

錦繍秋色

先づは朗報から。
先日緊急入院された朋友N氏、巨大病院への転院〜手術を経て奇跡的な回復をされ、ご自宅近くの病院に回復的転院とのこと。今天の大遠征御見舞は、嬉しい形で空振りに終はりたりけるに、思はず拳を握りしめて感涙に至る。近々面会に臨むべし。
(~0~)
次に深刻な問題点。
今天の大遠征に際し、予想通り?!自動車の具合大変悪く、走行中に何度も停止してしまう。田舎道ならいざ知らず、今天は大都会の周縁に深く食ひ込む走行ルートなれば、何度も何度も急に路側帯に停車したり入りたくもないコンビニの駐車場に入ってみたり、はたまた不調が顕著に現れる上り坂を避けて奥の細道を延々と迂回してみたり、心底疲労せり。我思ふに、キャブレターにおける燃料噴射又は燃料供給の不都合が主な原因と思しきが、先日の車検で何処か何か些細な歯車がほんのちょっと狂ったに相違ない。誠に由々しき困り事にて候。
(T_T)
最後にショパンコンクールについて。
盲目の若者辻井伸行君の健闘は先日、ドキュメンタリー番組で見た。第2次予選まで到達したその実力や感性に脱帽。*1さて、今年の入賞者だが、1位はラファウ・ブレハッチポーランド)、2位は無しで3位に韓国人2人、4位には日本人が2名入選し、5位は無しで、6位には香港人。結局、1位以下は全て亜細亜系演奏者という特異な審査結果が出たワケだ。この結果の物語る「何か」を、簡潔に分析するほどの情報を持たぬ我輩であるが、亜細亜人の潜在的能力には西欧文化をも包括併呑してしまう底力が有るものと信じる。*2詳細はコチラを御覧あれ 

たまたま手元にあるCD、ショパンのピアノ協奏曲第1番、マルタ・アルゲリチの独奏、クラウディオ・アバド指揮倫敦シンフォニーオーケストラの組み合はせで、1968年の録音。この刺々しい、耳に刺さるやうな演奏は、アルゲリチ独特のもの。不快感は無いが、ショパンの骨頂とは少し位相のずれた音世界かな、などと思ふ。辻井君の演奏するソナタ第3番ロ短調*3は、なかなか情緒的な表情だったね。
それにしてもショパンよ、嗚呼・・・

ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番

*1:盲目のピアニストとしては、辻井君の他にも梯剛之、木下航士、ジョージ・シアリング、マーカス・ロバーツなどなど、ジャンルを問はずに活躍中だ

*2:それにしても、NHKなどの各種報道、日本人の4位同時入賞だけを伝へて3位の韓国人だの1位さへ報道しない。まったく気に入らない報道姿勢であります

*3:他には「アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ」&マズルカop24も演奏