Earl Gray 日和

ヘンリー・パーセルだのモンティヴェルディのこと、少し詳しく調べてゐたのだが、前者は勿論本家の英国系サイトにいろいろな研究発表がゴマンと有って、どこ見るべきかも解らぬほど仰山有る。その割にBGMとしては、"UNDER THE GREENWOOD TREE"*1などを流してみたり、その流れでサイモン＆ガーファンクルに行ってみたりとイロイロ。

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今天も真夏の日差し。無くなったものと思ひ込んでゐたアールグレー*2の茶葉が、何気なく出てきた。なんだ、まだけっかう残ってゐるぢゃーないか。てうことで、たっぷりと湯を沸かし、手早く紅茶を出し、直ちに冷やす。よく冷ゑたアールグレーの味は、麦茶とも烏龍茶とも違った世界を醸し出してくれるので、好きだ。香りと味が一体化した、静謐な雰囲気だ。

今夜も海風が入り、夜はたいそう快適。きっとこれが、秋の入り口なのだね。

*1:Early Music、即ち中世あたりの世俗曲を集めたアルバムで、Greensleevesの原曲やRobin Hood の物語りを歌った曲など、素朴でどこか懐かしひ感じの曲が28曲も収録されてゐる

*2:紅茶葉に柑橘系・ベルガモット（オレンジ）の香りを移したもの。その名前は1830年代の英国首相、グレー伯爵の名に由来する。紅茶好きのグレー伯爵が、北京駐在の英国大使から送られてきた、特殊な香りをつけた紅茶を大変気に入り、国内で開発させて自分の名前を付けたと言われれゐる