健康不健康?

青空晴れて

台風一過の大晴天。あれほど鳴いてゐた蝉の大合唱、この台風を境として大規模な政権交代が起こったやうで、今天よりツクツクボウシの鳴き声。
気温は午前中からぐんぐん上昇し、昼頃にはたちまちの33度。北寄りの風は有るのだよ、かなり。でもこの風が生暖かい、てうか熱風なのだ。北風に見せかけてその実は、颱風が南方より持ち込んだ熱気が、ぐるりと回り込んで北から吹き付けてゐるだけのことなのだ。
(-_-;)当然大汗
午後からは町内会オススメの、健康診断へ。といっても、地区ごとに絶妙なバランスで存在する町医者に偉人自ら出向き行ふものだが、近所のお医者さん、午後の診察は相当ヒマな御様子。身長体重測定、尿検査、詳しい問診、血圧測定、採血、心電図の後医者が出現し、聴診器用ひた触診と、簡単な問答。
「前回は2年前でしたけど、去年はどーしたの?」
「いやはや、それがすっかり忘れっちまいましてね」
「そりゃーいかんね。毎年きちんと受診することが肝要なのですよ」
「いやはや、わかっちゃーいるんですがね先生、世の中うっかりってこともありまさぁね」
「そりゃーさておき、身長が減ってますが何かありましたか?」
「何かありましたか?って言われてもねー、こっちが聞きたいくらいでさぁ。毎朝牛の乳は努めて飲んでおりますぜぃ」
「無闇に牛の乳や山羊の乳飲んでもね、ダメなんざんすよ。それと、血圧が下がってきてますけど、何か症状は有りますか?」
「いやー、別にこれといってー、血圧なんてうものは、昨今下がった方がいいんぢゃーなかったでしたか? 朝は起きた瞬間からむしゃむしゃパンなんぞ喰ってますがね」
「まぁパンでもごはんでもどっちでもいいのだけどねー、標準血圧って言ふものが有るんでねー、ただただ無闇に低いってーのもいけないのですよ。そいでもって、寝起きが頗る悪いだの午前中は頭の働きが悪いだの、そんなことは無いワケですね?」
「無いって言っちゃーウソになりますけどねー、雨降って薄暗い日なんぞ夕方まで寝てますぜぃ。そいでとりあえず朝飯なのか晩飯なのかよくわかりませんがね、むしゃむしゃ喰ってると夜になっちまうんで、結局そのまま寝ちまうんでさぁ。頭の働きなんてうもんは、無茶苦茶高速な時と全くダメな時がそりゃー人間ですもの、有りますぜぃ、正直」
「雨の日だけ貧血っていうことは無いんでねー、何?夕方まで?そのついでに翌朝まで?!そりゃーぜんたい寝過ぎですねー。それと、頭の働きもそんなにムラが有ったんぢゃーいけませんねぇ」
「まぁ、普段が4時間くらいなんで、時々30時間くらい寝て調整取ってるんだと思ひますぜぃ」
「それもまた無闇だねー。普段がそんな短い睡眠ぢゃーいけませんねぇ。最低6時間は寝ないと」
「でも、睡眠時間と血圧は関係無いざんしょ?」
「まぁ、関係無いっちゃー無いけどねー・・・」
兎に角、本日の結論は、「尿蛋白も出てないし不整脈も無いし、身長はなぜか下がって血圧もなぜか下がったけど、当面のうちは問題無し」とのこと。「1週間以内に血液検査の結果を郵送するので、注意項目がマークしてあったら又来てください」との注釈付きなので、結局「よーわからん」てうのが正しいのかも。
(-_-)医療業界恐るべし!
日暮れて既に、虫の声高し。

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