夏至祭

夏至の日の紫蘇

夏至
夏至と言へば、バッハではなく、ストーンヘンジだ。イギリスはソールズベリ平野に超然と存在するストーンヘンジは、紀元前三千年代には単なる円形に掘られた溝とその土で築かれた土手にすぎなかった。次の段階になって入り口部分が造られ、ヒール・ストーンが立てられたてう。円形土手からこのヒール・ストーンに延びる細長い部分は通廊(アベニュー)と呼ばれ、サークルの中心部分から見ると夏至の日の出を指し示す方向に延びてゐるのだ。ちなみに、今見るやうに巨大な石柱が林立するやうな状態が建設され始めたのは、紀元前1900年頃とのこと。
夏至の太陽は漲る生命の象徴であり、二至(冬至夏至)二分(春分秋分)を中心にした古代暦の節目である。気温の上昇や盛夏を待たずに、太陽は今天を境に冬至に向かって衰退して行くのだ。
こんなこよみで生活してみるのもまたをかし、とぞ思ふ。
(- + -)どやさ?!

夏至南風 (ART BOX GALLERYシリーズ)

今天より現場開始的。