Ipsa scientia potestas est

天よ!

朝から何となく湿気を感じる大気に包まれ、午後には二度三度、上空に南下した寒気に由来する雷雲が雨と共にやってきて、木々を揺らし石畳を濡らし、気紛れに去ってゆく。今天はほぼ終日パーセルの音楽を聴き乍ら、ためておいた未読本を紐解き、諸方面諸分野に遊ぶ。
パーセルはイギリス人作曲家なので、耳を凝らせば歌曲の歌詞が部分的に聴き取れる。でも、神だの慈悲だの、栄光だの何だの、さういふことを歌ってゐるに違ひ無いし、翻訳しても退屈なだけだから、音楽を音楽として純粋に楽しむ方が良い。特に目は活字を追ふ最中、背景輻射としての音楽には言霊に相応した役割を求めるものではない。
そんなうちにふと、シェークスピアは何時の時代の人であったか?てうことが気になり始める。調べてみると、ウィリアム・シェイクスピアは1564〜1616年、ヘンリー・パーセルは1659〜1695てうことで、直接的な接点は無い。ちなみにフランシス・ベーコンは1561〜1626か。「賢者の石」ねー・・・(ハリー・ポッターではない)
(-_-)
六四天安門事件十六周年

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