走れ!

初夏の極相林

好天晴天、窓を全開して、車を走らせる。BGMはベートーベンの交響曲第6番なのだけど、カルロス・クライバーの天国的な演奏はさておき、大江戸直輸入の別の2枚、ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団(1959年)盤はスーパー・ビット・マッピング方式デジタル・リマスタリング版で、妙に攻撃的な演奏で今天の気候には似合わなかったが、クラウディオ・アバド/ウィーン・フィル(1987年)盤は強弱表情極めて豊かで旋律線も明瞭、重厚な通奏低音もめりはり効ひて、今日の蒼天に宜しい。
庭の片隅、小さな畑に植ゑたキュウリの苗が伸びて、既にいくつかの花の蕾が付き始めたことを確認すると同時に、茎に取り付くカメムシも発見。新奇工夫して捻り作り出したりける特殊薬剤を用ひて駆除。見れば葡萄の花房も一斉に開花の様子にて、用意し損ねたジベレリンを改めて買ふべきか買はざるべきか、それが問題だ。今年は紙袋を掛けてみやうかしらむ、などと思ひけり。
蚊虫も出揃ひ、我が庭の天敵はカメムシ・カナブンの駆除を如何せむ・・・
(-_-)
ベートーヴェン : 交響曲第2番、第6番「田園」