マルジゾウ?

この店を見よ!

今天の特筆は巣鴨のマルジだ。地蔵通り商店街のほぼ中央、通りを挟んで何店舗も展開するその様子は頼もしい限りだ。店のキャッチフレーズは「良い品が常に安い、生活衣料のマルジ」 今や赤パンツと言へばマルジだが、この店の凄さは店頭や最深部に有る。内部の各地にうずたかく積まれた商品の山は、男女を問はず「掘り出し物」探査心を擽らずにはおかないが、亜細亜の純真ならずとも、亜細亜の混沌が具現化された希有なる店だ。勿論ホームページも有るぞ! 凄いぞマルジ!!< http://www.sugamo-maruji.jp >
今回偉人が御購入された商品は、最新流行のスニーカーソックス。小野小町と「花の色は・・・」の短歌が刺繍された一品だ。210円。調子に乗ってまう1足、金斗雲の柄がプリントされたオシャレな商品で、260円。その他、面妖な金斗雲のキルトが胸に張り付いた黒のTシャツ(380円)や、一見江戸小紋だけどよく見るとヒヨコ柄の手拭ひなども購入。名物の赤パンツは控へておきました。それにしてもさすが、「地蔵参らねどもマルジを極めよ」と広く世間で云はれるだけのことは有る店だ。夢中になって全商品を隈無く調査してゐたら、あっといふ間に数時間経過せり。晩飯はチェンラ組のK君と、矢張り地蔵通り商店街の両端近くに2店の双子店舗を展開する「ときわ食堂」で、トンカツ定食。いつしか外は相当の夕立大降りで、急激に気温が低下。この時期にしては涼し過ぎる夜風に肩を竦め乍ら、六畳一間の下宿に転がり込むもまたをかし。下町の夜は更けるのであった・・・
(~|~)痛し痒し、毛虫痒し、愛し恋し? をかしさむし? せむしをとこ?