脳内ショパン

真白きぞ

一面の人波を見るとなぜかクシャミが止まらなくなる我輩であるが、かういふのも花粉病ではあるまいね?
(-_-)
因って万博やら新空港やら、大法王様のお葬式やら天安門広場やら日貨排斥抗日デモやら、とにかく矢鱈めったら人間や人類や人民の蝟集するところは苦手なのだ。
(-_-)
今天は車の調子が今ひとつよろしからず、バイクでの大往復。いくら暖かくなりしとはいへ、大気中を突っ切るにはちょこっと勇気が要るものなのだよ。早い話がまだ「寒い」てうことだ。暖かさうな陽光に騙されず、冬用の手袋と防寒パンツを持っていって正解。行きは良いよい帰りは寒い、日暮れてからの寒さはそれ相応のもので、備へ有れば憂ひ梨?
(-_-)
気が付けば庭の木イチゴ、次々開花。切れば隔年の実りとなるが故、ひゅんひゅん伸びたりける枝をガマンして切らず、今年の結実を、捕らぬ狐狸の皮算羊?
(-_-)
帰り道、バイクにセルフスタンドで給油してからてうもの、頭の中にはショパンが鳴り響き続けた。前奏曲集作品28の第12曲、3/4 Presto.それが何度も何度もエンドレスで繰り返されて、頭の中に鳴り響き続けた。いつまで経っても第13曲に移行しないので、多少不安になったものの、たまにはこんなエンドレスもいいか、などと妙に寛容。町を抜けて田舎道にはいると、突如花の香り。ヘッドライトに照らされたのは、道沿いの花壇に並ぶ満開の菜の花。油気の強い独特の香りに因って右脳だの左脳だのどっかが刺激され、ショパンのプレストが更に加速する。薬物摂取の事実は無いので、バイクの加速効果による一種のナチュラル・ハイ?
(-_-)
帰宅後CD聴いて確認したら、頭の中で鳴り響いてゐたのは意外にもアルゲリッチぢゃなくてアシュケナージの演奏でした。
(*=*)?なんで??
ショパン:24の前奏曲