匪賊の理屈

驚嘆賊?

海賊に襲われた韋駄天だって? いつの時代の、どこの話?
海賊が居るなら、山賊だって居るに違ひ無い。盗賊団と聞けばアリババの世界の出来事と思ってゐたが、東京では混雑する鉄道車両専用の盗賊団が暗躍してゐるらしい。アイルランドユースホステルで出会った若者たちは、ユースの客の荷物から金品を盗み出して、その金で世界中のユースを旅してゐる旅団的盗賊だったし、モスクワのシェレメチェヴォ空港は従業員の大半がトランジット客の荷物を狙う盗賊団(空賊?)だった(倫敦で買ったBODYSHOPの石鹸やオーデコロンを盗られた)。
時代がいくら進んで、電脳賊(電子賊?)がネット上を跋扈しやうとも、海賊や山賊や馬賊や空賊や暴走賊や窓際賊は生き続けるのだ。
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