智者の観覧席

乳の如き白い液、出でにけるかも

なじかは知らねども、この辺りではキャベツのことをカンランと呼ぶ。カンランに相当する漢字はいくつかあって、観覧・寒蘭・橄欖などしか知らなかったが、調べると辞書には「甘藍」と記す植物名が有って、「葉牡丹の別称。キャベツ」とある。一般的では無いが、キャベツをカンランと呼んでも間違ひではないやうだ。
一方レタスはレタスに決まってゐると思ひ込んでゐる人が殆どだらうが、チシャ(萵苣)てう和名?も有る。ややこしいのは俗にチシャノキてう名前の木が別に有るワケで、更なる別名はカキノキダマシであるとのこと。またまたそれとは別に、エゴノキの別称としてチシャの名を使ってゐる地方も有るらしひ。
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この時期のシャキシャキした葉物、それも千切りにしたものが好きで、単なる付け合はせの地位を超越して準主役的サラダ的地位を占めて、頻繁に偉人の食卓に上ってゐるのだ。勿論カンランとチシャの千切り幅は違うが、どちらも歯触りと食感が命。間違っても油ギトギトの安易なドレッシングなどを掛けてはならず、場合によっては塩だけで食べる方が宜しい。
因みに、カンランの幅は1mmかそれ以下、チシャは5mm〜1cmであることが望ましいが、まあ早い話が好きなやうに食べるがよろし。今夜はカンラン62%、チシャ38%の割合で千切りを混合し、食べるワケだが・・・
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知者不惑、仁者不憂、勇者不懼。知者楽水、仁者楽山。。。