裸の王様、身のほど知らず

復旧遅々として進まず

時折行く巨大銭湯。人生色々ぢゃないけれど、無くて七癖有れば百癖。老いも若きも暖めた水に身を沈め、湯に癒される。日常の蘇りは湯浴み水浴び、入湯驟雨、サウナ覚醒入定涅槃。
体も洗はずいきなり大きな湯船に入り来る者、サウナで大きな音を立ててしきりに体を叩く者、カランのお湯を出しっぱなしにして体を洗う者、ブツブツ佛々と何か独り言を呟きながら体を洗ふ者、異常に仰山の泡を周囲に撒き散らしながら全身を洗う者、塗れた体を拭きもせずに脱衣場に帰り来る者などなど・・・ 基本的な行動様式は本人の幼少時の躾が如何に行はれて来たかを現してゐるやうであり、公衆てうか大衆てうか、不特定多数の人間が出入りする場に於ける身の振る舞ひを見てゐれば、その人物の人となりを伺ひ知ることが出来るのも確かなことだ。
今夜は妙にコビトが多かったが、浴場を狂ったやうに遊び走り回る彼らを大声で窘め怒る親の姿も殆ど見かけないものになってしまったやうだ。今ではそんなんが当たり前なワケ???
(-_-)?