音楽療法

中国的風景

久しぶりに昼前まで眠る。
昨夜の葛根湯的効力で節々の痛みは随分良くなってゐたが、念の為再度1包を服用しておく。寝起きの体調では不思議なことに苦味がより強調されて感じられ、白湯を大目に飲んでおいた。テレビをつけやうかCDをかけやうか迷ったが、我輩が眠ってゐる間に革命や政変や維新や宇宙人による地球侵略が発生してゐる可能性も有るので、テレビにしてみた。みやうかなと思ってゐたサンデープロジェクトはあと15分ほどで終はりだったし、NHKを見ても我輩の心配するやうな事件事故は発生していないやうだったので、CDに切り替えた。
体調不良を修正すべく、第1弾はショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲第1・第2番。エリザベス・レオンスカヤのピアノは軽快かつ豪快で、目を覚ませと呼ぶ声にふさわしい(ヒュー・ヴォルフ指揮、セントポールチェンバーオーケストラ)。この曲と朝食に付けたカボチャのプリンのお陰様で多少活力が復帰したので、第2弾はエルガーエニグマ変奏曲にしてみた。
エルガー / エニグマ (謎)変奏曲作品36
あとはパーセルまで時代を遡って、「妖精の女王」と「アーサー王」を通し。
パーセル:妖精の女王
そうなるとヘンデルに移行するのが王道であらうが、意表を突いてチャイコフスキー交響曲第5番に路線変更。それにしてもゲルギエフは物凄い迫力であります。
チャイコフスキー:交響曲第4番・第5番・第6番
知らぬ間に夕方になり、再びつけたテレビでは朝青龍関優勝の表彰式。なぜかヘンデルの「見よ、勇者は帰り来ぬ」とか何とか云ふ曲が流れるのであった。所謂表彰式でよく流れるあの曲。土俵に関取にヘンデル、奇妙な組み合はせ・・・
ところで「ヒャウ シャウ ジャウ!」のおじさんはまう居ないのだね。