電話のこと

晩秋の新緑?

今や電話は便利なものだらうか?
家で仕事をする時間が長い時は、電話を消音モードに設定してゐることが常であった。その状態はすでに数年に亘るものであるが、先日消音モードが復帰しないことが判明した。早い話が壊れたのである。傳眞ことファックス機能や留守録機能は保たれてゐるやうだが、今や殆ど利用する者は居ないやうだ。勿論大変評判が悪い。「いつ電話しても出ない」「いつ電話しても留守だ」「いつも居留守を使ってゐる」「また中国に行ってゐるに違ひ無い」「何か悪巧みをしてゐるらしい」「捕まったらしい」「逐電してしまったに違ひ無い」「死んだやうだ」等々・・・
(-_-)
実は昨年職務上の必要が生じ、プリペイド式携帯を購入した。その際自宅に不在の場合はこちらにかけてくだされと、友人諸氏に携帯番号を通知してゐた。自宅電話がかくの如き状態であるので、そっちにかけてくれればいいのにな、などと呑気な父さんのやうに漫然と考へてゐたのだが、実は我が家は携帯圏外なのである。更に一昨日、その携帯の賞味期限切れになってゐることが発覚し、愕然となったワケだ。確か数千円分の通話料金が残ってゐたはずだが、あれも無効になってしまったとすれば、それこそ「遺憾」なことだ。でも遺憾なことは大抵自業自得に帰納する場合が多いので、未練がましく追求することは止めておかう。(-_-)
てうワケで、今や我輩の電話回線は電脳網と電子郵件の為だけに機能してゐる状況であるワケだ。さういふワケの、他愛もない話のこと。
ところでそれだけの価値有没有?