音の絵

マティスの切り絵みたい?

マティスの回顧展、見たいな。
今日は日曜てうに小包届いて、柿に蜜柑をはじめとしてさまざまなもの、いただく。北は出羽三山神社の鎮火護符から、南は高知の柚子こしょう、更には高千穂神社の剪紙をモティーフにした図柄の手拭いまで。諸国漫遊運転行脚の産物であるが、含蓄も蘊蓄も深いものばかりであった。多謝感謝。
今天は昨天に引き続き、ヒンデミット三昧。「ウェーバーの主題による交響的変容」が異様に好きなので、大音量で2度も聴いてしまった。その流れで、勿論「画家マティス」もまう一度。ちなみにここに言ふマティスとは、現在開催中のアンリ・マティスとは別人物。
その後はブゾーニ方面には向かはず、なぜかジョー・ジャクソンへ。「大世界」こと GRAND MONDE = BIG WORLD (1986)から開始。ライブでありながら歓声や拍手は一切無し。DIRECT TO TWO TRACK RECORDING と一口に言ってもそれはそれは大変なことで、並みの技量では出来るワザではない。ジョー・ジャクソン本人の八面六臂、ピアノ、ボーカル、リコーダー、アコーディオン、ピアニカなどを自在に弾きこなす様子が目に浮かぶやうなアルバム。これほど多彩な曲調のナンバーが散りばめられた作品は他には無いのでは?音楽的世界旅行。
続いて BLAZE OF GLORY(1989) 。ポップでラディカルでソティフィスケイトされた世界。まだレコード盤での発表を念頭にして作られたのだらう、前の曲の何か一つの音が継続し、次の曲のイントロに手渡されていく・・・てうことは、アルバム全体が1曲であり、部分部分が独立した音世界を展開させてゐるやうな感じ。ブラスやパーカッションを多用したイキなアルバム。TOMORROW'S WORLD の呼びかけで始まり、THE HUMAN TOUCH のしっとりしたユニゾンで終はる。あまりにもこの2枚の完成度が高いので、他のアルバムは今天は聴かないでおく。
新日曜美術館で、ユーミンマティスの作品を語っておられました。