越南式快楽

越南式什器

改めて昨日の鉄橋の鉄骨画像を見てゐたら、なぜかベトナムこと越南のことを思ひ出した。越南国にはこの手のクラシックな鉄橋がたくさんあったのだ。旧南北国境のベンハイ川にかかるヒエンルオン橋も、無骨な鉄橋だったし・・・
ドンダン、ランソン、ハノイ、ハイフォン、ハロン湾、タイビン、タインホア、ドンホイ、ドンハ、フエ、ダナン、ホイアン、クイニョン、ニャチャン、ファンラン、ホーチミン、クチ、タイニン、ミトー、ビンロン・・・これらは地名。
フォー・ボー、フォー・ガー、フォー・サオ、カオラウ、チャオ、ゴイ、ブン・オック、ブン・チャー、バインセオ、バイン・ミー、バイン・トム・ホータイ、フーティウ、カインチュア、ゴイ・クン、チャー・ヨー、ネムザン、チュー、ビアホイ、カフェ(スアー、デン、ダー)、ヌオックマム・・・これらは料理や食品類。
モッ、ハーイ、バー、トゥー、ナム、サウ、バイ、タム、チン、ムイ・・・これらは1から10までの数字のこと。
東京のカフェでは越南式珈琲を出してゐるところも有るやうだし、越南菜こと越南料理の餐庁では生春巻きやいろいろなものが本格的に出されてゐるやうであるが、値段だけは日本式なのがネックだ。思ひ起こせば今は昔、まんだ大江戸近郊に在住されてゐた天禁先生に導かれて、東中野駅前の越南菜館で食べたあれこれが、越南菜体験の原点であった。その店を切り盛りしてゐた女主人が越南難民であることや、それにまつわるいろいろな故事を聞きながら食べた体験が妙に印象的で、今も記憶の奥底に鮮明に残ってゐる。
我輩の秘蔵する越南珈琲粉も残りあと僅か。今夜はややたっぷり練乳を入れて、カフェ・スアーを楽しまう。鉄橋の夢でも見るのかしらむ? さういへば鉄骨飲料なんてうのもあったな・・・
(-_-)