十三七つ

見目も鮮やか

昨夜の大雷雨は、まるで恐怖映画に出てくるやうな大スペクタクルだった。数秒と置かずに強く弱く、縦に横に走る稲妻の連続で、雷鳴も鳴りっぱなし。1時間弱も続いた大嵐で、停電1回。その気配を察知して、電脳は電源を落としてゐた。その余りの雷雨の激しさに、途中10分ほど玄関に出て外を眺めてゐたのだが、何度も何度も昼間の如く風景がネガとポジの暗転を繰り返し、雨樋から溢れた水しぶきが雷光のフラッシュを浴びて大きなつぶつぶとなって空中に浮遊してゐるやうに見えた。
今日のおやつは十三里。九里四里旨い十三里。
なぜか十三モノは数多し。十三(大阪のじゅうそう)、十三仏、十三鐘、十三塚、十三参り、十三夜、十三経、十三月、十三階段、13日の金曜日、十三回忌などなど。
十三里ことさつまいもを茹でる気にはならないので、輪切りにして蒸した。ほくほくのほこほこで、あつあつのほれほれを、はひはひしながら口に頬張る。ほんの一つまみ、添えた粗塩によって甘みは更に増して、ほひほひのへほへほでもごもごと秋の風味を堪能せり。
(*^_^*)