太極麺

美味しそうでせう?

ものごとの陰陽を極めようという偉大で尊大かつ無謀なな活動を長年続けているつもりだが、そう簡単に行くはずがない。事象の陰陽の極みとは即ち「太極」ということになるが、中国的な思想を具象化していくとどうしても大韓民国の国旗のデザインに行き着いてしまうわけで、それはそれで困ることも多い。別に太極旗が悪いわけでもないのだが、絵的には韓国国旗を掲げて何かを講じているやうに見えるわけで、意図するところではないという意味だ。
思想的には老荘にもタオ(道)にも風水にも易にも通底する根源的なものであり、このような究極的なものの見た目はかえって単純であるのだ。言い換えれば、単純なものほど奥が深いわけで、かといって一見単純なものが全て奥深いかというと必ずしもそうではないわけで、だからといって見てくれも中身も単純だとたかをくくっていた出来事が実は宇宙の摂理を発現させたものであったという可能性はゼロではないが、こう熱い日が続くとかくの如き難しげな命題はどうでもよいことのやうに思はざるをえないが、とにかく太極陰陽宇宙をわが小宇宙である体内に併呑すべく、「太極麺」を食べたということが言いたかったのだ、実は。
別に難しいものではなく、蕎麦と饂飩がほぼ同時に茹で上がったので太極を意識して笊に盛りつけてみただけのことさ。それがどーしたって? そういう疑問はこの際禁止いたします。(-_-)