電脳工作者の憂鬱

華力式文様

半ば電脳依存症になりつつある人間にとって、机上電脳の前で1日何時間過ごすかということを考えることは重要だ。
工作内容が原稿となると、その種類によっては対面時間が当然長時間化するわけで、身体に及ぼす影響を考慮せねばならなくなる。以前に一度だけ、余りに激しく電脳工作を続けていたために、視力に異常を来したことがある。現在の使用機は林檎印机上式旧型iMac.FlowerPowerこと『華力』号であり、画面はブラウン管なので正面至近距離でモニターを凝視していれば電磁波も大量に直射されているわけで、工作者の眼球は疲労し、脳は退化し、早い話が「くるくるぱー」になってしまうのだろうな。
それでもiMacの良いところは、音質の良いステレオスピーカー内蔵であり常時仕込んでおいた好みの音楽を聴きながら工作が出来ることや、自然放熱式なのでファンの音が無いことなどが挙げられる。本体側面のデザインが単色であろうが半透明であろうが黒であろうが灰色であろうが、正面の使用者には殆ど関係無いことなのだけど、どうせ仕事で使うなら楽しいデザインの方が良いに決まって居るではないか、と思うこと自体がマックのコンセプトに沿ったものであることは明白だ。
とにかく、メールやインターネットだけの利用ならともかく、この先の長時間の工作利用を考えれば液晶式モニターに乗り換えるべきであろうな。昨夜から今朝方まで、原稿入力のため結局7時間以上も『華力』と睨めっこしていたことが明らかになり、今更のやうにかういふことを考えている土曜の黄昏時である。
何?都会の最高気温は34度だったって?! こっちは30度くらいだったかな。偉大な海の御陰さまさまです。