優先順位

むずみずしさたっぷり!

庭の木イチゴの成熟が始まった。
花が済んで花びらが落ち、黒ずんだつぶつぶの集合体が徐々に大きくなり、そしてある日突然それぞれの実に電気がついたようにオレンジ色に熟し始める。毎日次々と熟すので、毎朝数十粒を摘んで食べる日々がしばらく続く。幸せな初夏の到来だ。
普通のイチゴは庭の方々に生えていて、毎年ランナーを方々に伸ばして勝手に増えていくが、食べるに値するような結実を得るにはそれなりの手入れが必要だ。結果していても雑草の影に隠れて、気が付いたときにはすでに蟻やナメクジがお召し上がりになったあとであることが多い。
木の実だってそうだ。熟すや否や、先ず鳥が食み、人間様は2番手3番手なのだ。
これが自然界における人間の順位なのかもしれないね。