終末の風景

人類に残された時間は?

人類終末の風景を、どこか遠くから眺めていたいな、と思う。
人類という種は、どのような滅び方をするのだろうか?
病原体、ウイルス、気候変動、戦争や殺戮、宇宙人の侵攻?
地球という惑星に寄生する一種族である人類が滅ぼうとも、地球そのものの存続には殆ど関係ないわけで、地球にしてみれば南極のペンギンや夏の蝉、地中のバクテリアや大海を泳ぐ鯨などとの違いは無いのだ。
そもそも大自然は、人間なんてものに興味は無いわけで、自然破壊だの環境問題だのと言っているものの全ては、「人類」に悪影響を与える問題なのだ。
いくらガイア地球説が真実であろうとも、そのガイアが全ての寄生生物の意志の集合体であろうとも、一億分の一である人類だけが心配していてもしかたないことだ。
春髷丼じゃなくってハルマゲドンは世界の終末に善と悪が激しく対立する場所の名前が原意らしいが、それが地球上であるとは限らないだろう。
善悪の彼岸は月の裏側にあるかもしれないのだ。