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「旅券返納 日本の対応異例」 米報道団体など疑問視
2015年2月11日 東京新聞朝刊より


 【ワシントン=斉場保伸】イスラムスンニ派の過激派組織「イスラム国」が一部を支配するシリアへの渡航を計画していたフリーカメラマン杉本祐一氏(58)に対し、日本政府が旅券の返納を命じた問題で、米国の報道団体には報道の自由の観点から「世界的に見ても異例の対応」との受け止めが広がっている。報道の自由は民主主義社会の根幹にかかわるだけに、米各メディアも一斉に報じ、日本国内で憲法違反の疑いが指摘されている現状を伝えている。

 メディア規制の動きを監視する「国境なき記者団」米国事務所代表のデルフィン・アルゴン氏(30)は「米国でそんなケースは聞いたことがない」と指摘。基本姿勢として「戦争取材に関係する危険性は、ジャーナリスト個人か所属する報道機関が評価するものだからだ」と説明した。

 米人権・報道団体「フリーダムハウス」で報道の自由度の格付けを担当するカリン・カールレーカル部長(42)も、「米英でもこの数カ月に『イスラム国』に人質を殺害されたが、日本政府の取った対応は世界的に見ても極めて異例だ」と指摘。その上で「政府は(国民を)人質に取られたくないだろうが、それでも記者が行くという場合の最後の命の決断は記者がするものだ」と述べ、政府の強力な関与に疑問を呈した。

 ただ人質に取られた場合の政府の役割について、アルゴン氏は「安全に解放するため必要な措置を取る責任がある」との立場。一方のカールレーカル氏は「必ずしも責任があるわけではない」と意見が分かれた。

 米CNNテレビは、東京電で「ジャーナリスト杉本氏は、権利が侵害されたと述べた」と報道。米インターナショナル・ビジネス・タイムズは、コーネル大のアナリーズ・ライルズ教授の「言論の自由を保障する憲法と現実との間には相違がある。だが日本の裁判所は、政府と異なる解釈をすることには消極的だ」との独自の見方を掲載している。
 

 
イスラム国」という名称の変更を希望します 
投稿日 : 2015年1月25日 | カテゴリー : お知らせ by 名古屋モスク
 
日本のメディアにおいて「イスラム国」と称されている過激派組織の行いは、イスラームの教えとはまったく異なるものです。イスラームにおいて、テロ行為や不当な殺人、迫害は禁じられており、また女性や子どもの権利は尊重されなければなりません。
イスラム国」という名称にイスラムという語が入っているために、本来の平和なイスラームが誤解され、日本に暮らす大勢のムスリムイスラーム教徒)への偏見は大変深刻です。

エジプトにあるイスラームスンニ派最高権威のアズハルからは、昨年9月、この過激派組織に「イスラム国」の名称を使用するのは不適切であり、イスラームムスリムに対して不当であるとの声明が発表され、海外のメディアに「イスラム国」の名称を用いないよう要請がありました。
しかし、日本のメディアでは、この要請が実現されておらず、国際社会が国家と認めていないただのテロ集団に対して「イスラム国」の名称が使用され続けています。

この過激派組織はアラビア語で「الدولة الاسلامية في العراق والشام‎= ダウラ・アルイスラーミヤー・フィー・アルイラーク・ワッシャーム」であり、その省略形は「 داعش=ダーイシュ」です。
アメリカ軍は昨年の暮れに、この過激派組織を「ダーイシュ」と呼ぶよう公式に発表しました。
フランス政府も昨年9月、「ダーイシュ」の名称使用を決定しています。
海外では、上記アラビア語の英語訳「Islamic State of Iraq and Syria」の省略形である「ISIS=アイシス」や「Islamic State of Iraq and Levant」の省略形である「ISIL=アイシル」を用いるメディアもまだ多いようですが、日本のように「イスラム」を連呼することはありません。

日本においても自民党や外務省が「イスラム国」という名称をやめ、「ISIL」の呼称に統一したことに基づき、各報道機関においても名称の変更がされるべきであると考えます。
日本の皆さま、どうか「イスラム国」という名称の使用中止をお願いいたします。

※なお、ISILの行いがイスラームの教えに沿っていないことは、世界中のイスラーム学者たちが連名でISILに送った公開書簡に具体的に記されています。
 (日本語での要約はこちらのブログに掲載されています)

<2015年2月1日追加>
本日、宗教法人マスジド大塚にてモスク・マスジド代表者会議が開かれ、「イスラム国」という名称が妥当ではないこと、イスラームと差別化されるべきであることを総意で確認いたしました。
上記内容へのご賛同をいただいた出席者の方々、および出席者以外にもご賛同いただける他のモスク・マスジド・イスラーム関連団体の方々は以下の通りです。従いまして、今後は連名による要望といたします。(敬称は省略させていただきます)

<モスク・マスジド> 
 ・宗教法人名古屋モスク 代表 クレシ アブドルワハブ
 ・宗教法人マスジド大塚 代表 クレイシ ハールーン
 ・行徳ヒラーマスジド 代表 ジャミール アハマド
 ・新居浜マスジド 代表 浜中彰
 ・別府マスジド 代表 カーン ムハマドタヒルアバス
 ・ハサナスマスジド豊田モスク 代表 モヒディーン ニザール
 ・宗教法人アンヌールモスク新潟 代表 ムハンマド ヒッシャム
 ・アルムスタファーモスク  代表 アリ イムラン
 ・新安城マスジッド 代表 ムハンマド ファズリー
 ・鈴鹿モスク 代表 ムハンマドラシード ムハンマドマルズーク
 ・大垣ジュムアモスク 代表 モハメッドシャフィー ファザール
 ・モハマディモスク浜松 代表 ファルハド ウディン
 ・宗教法人神戸ムスリムモスク 代表 新井 アハサン
 ・宗教法人東京トルコディヤーナトジャーミー 代表 アラス ムハンメッドラーシット
 ・一般社団法人徳島マスジド 代表 ズルフィカール ムスタファ
 ・福井マスジド 代表 アルナッジャール ファディ
イスラーム関連団体>
 ・イスラミックサークルオブジャパン 日本人部代表 前野直樹
 ・一宮イスラミックセンター 代表 カルディン ハニーフ
 ・静岡ムスリム協会 代表 アサディ ヤスィン
 ・春日井イスラミックセンター 代表 ムハンマド ウマル
 ・三重イスラム文化センター 代表 アビッド ハッサン
 ・仙台イスラム文化センター 仙台モスク 代表 佐藤 ムハンマド
 ・インドネシアムスリム協会 代表 ウィボウォ アディ
ムスリム支援団体>
 ・NPO子どもと女性のイスラームの会 代表 マリアム 戸谷玲子
 ・ムスリマ子育てサークルはちみつKIDSとママの会 代表 ザハラ 谷山文子
 ・NPO法人多文化共生リソースセンター東海 代表 土井 佳彦
 ・シリア支援団体サダーカ 代表 田村雅文
 (2月7日現在)

<2015年2月2日追加>
※上記内容を英文に訳したものはこちら。
For English translation click here.

<2015年2月4日追加>
※上記内容にご賛同いただける他のモスク・マスジド・イスラーム関連団体の方々は、以下のアドレスに団体名と代表者名を書いてお送りください。
info@nagoyamosque.com

※なお、このページは随時更新されます。上記内容を拡散していただける方は、文章をコピーペーストするのではなく、ページURLのご紹介をお願いいたします。紙媒体で拡散される場合は、できるだけ新しい情報をご確認の上でご紹介ください。