皆、努々観念すべし

舊暦十二月朔日の距離感は8500キロ

 

 

 

 

 

 
新月と彗星の齎した恐怖

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
湯川氏は既に殺害されてゐるのかもしれないし、さうでないかもしれない。
公開された動畫には不自然な部分が見られ、念入りに演出された上で合成されたもので有る可能性も高いが、いずれにせよ両氏共にイスラム國に囚はれの身となってゐることは確かなこと。
此の世の基本原理が自己責任で構成されてゐることや、自業自得とはこのやうなことを言ふのだらうが、誠に理不尽であり、日本國の多くの人々は虚を突かれたことだらう。ともすれば個性をも押し殺し曖昧な灰色の中道を歩むことを美徳とする我々にとって、YES か NO の回答しか許されない世界では、無意味な微笑みは通じない。此の場に及んでは、あらゆる当事者(今回の場合は全ての日本國民が含まれる)はそれぞれの価値観でそれなりに観念すべきである。
要するにこれは、「覺悟」と「観念」の問題なのだ。