卯月晦日の独り言

麦秋に至れりと雖も、何か些か肌寒ささへ覚ゆるの日。
梅雨らしく終日の雨。

ドクダミは今が花盛り。薬草茶用に直ぐにでも刈り取って天日に干したいのだが此の天気。
さても、昨夜は降雨の湿気に乗じ、部屋の中に百足出現。
既に五月に第1号が出現してゐるので、今回が第2号てうことになるのだが、大きさはまんだ10センチ弱であった。
勿論、常備してあるトングと殺虫スプレーで退治したのであるが、だうしても気になって周辺を捜索開始。今回に限っては、座布団の下にも机の奥にもまう1匹の姿は見られなかった。
これまた何やら腑に落ちぬ心持ちで台所で食器など洗ってゐると、流し台に12センチ級の百足が出現。座敷の方で出るべき番ひの片割れが、こんなに遠くで出たのかしらむと更に納得行かぬ感じで退治したのだが、食器洗剤に因って気息奄々と赤腹を見せのたうち回る百足の不気味な姿をぼんやり眺めつつ、実は未だ一抹の不安は感じてゐたのだ。
そして已牟哉、果たして、座敷に戻って数分後、6〜7cm級の細百足が書籍の隙間を歩き回る様子を見るにつけ、嗚呼矢張り常なるは古人の諺の言ふが如く、番ひで潜み出現するを常に心せよと。
 
わかるかしら?
 

 
 
 
 

HoSoNoVa

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産経抄
国難の今、わがままな教師たちを叱る
2011.6.1 02:47
 早坂隆氏の『世界の日本人ジョーク集』に「スープに蠅が入っていたら?」というよくできた話がある。「問題なく蠅を食べる」という中国人など、各国の人々の反応をジョークとして取り上げている。中でも対比がおもしろいのが、米国人と日本人だ。

 ▼米国人は「ボーイを呼び、コックを呼び…あげくに裁判沙汰となる」。一方の日本人は「自分だけに蠅が入っているのを確認してから、そっとボーイを呼びつける」。訴訟大国の米国と、なるべくなら争いごとを避けたい日本との風土の違いを示しているように思える。

 ▼だが一昨日、最高裁で判決があった国歌斉唱時の起立をめぐる裁判を見ると、日本も訴訟大国になったのでは、と錯覚させる。東京だけでも国旗・国歌をめぐる同様の訴訟が24件も起きている。750人近い教職員がその当事者となっているというから、驚きである。

 ▼自分の思想信条と合わない職務命令には従いたくない。聞こえはいいかもしれないが、普通の企業や組織ではそれは「わがまま」という。「蠅一匹で」とはいわないが、処罰を受けたら裁判に持ち込むというのなら、世の中訴訟だらけになってしまう。

 ▼幸い、最高裁の判決では斉唱時の起立を求めた職務命令は思想、良心の自由を侵害せず、合憲と断じた。4年前、国歌のピアノ伴奏の命令も合憲となっている。司法としてこれ以上の判断はない。いいかげんに不毛な議論はやめ、命令に服したらいかがか。

 ▼国難といわれる今、日本人は心をひとつにすべきときだ。それなのに、何百人もの先生たちが国旗や国歌に背を向けて裁判闘争にうつつを抜かす。日本を応援している外国人たちの目にどう映っていることだろう。