春彼岸精霊之日


 
一切れの焼き魚を隅々まで愛で
そして慈しみて全て喰ふ
早くも一週間の時間が過ぎ去ったものの
大震災の現実を日常から切り離す力は無い
既に日常と化した非日常の現実を
我々は厳粛に受け止める以外に生きる術は無いのだ
気持ちは常に被災地に
今出来ることを粛々と行ふこと
そして
目の前の食べ物を残さず食べること