諸事(随時更新式)

原子力安全・保安院の広報官へ。
見る人々を不安にさせるようなびくびくおどおどしたしたような記者会見はやめていただけませんか。あなたの姿は、世界中に報道されてゐるのですよ。
それと、被災地各所に派遣された各テレビ局の記者。壊滅的な現場の状況からおおむね若い記者なのですが、余りにも語彙が貧弱で、見ている者が正確な情報を把握できません。
わけのわからない生中継など意味がありませんので、もう少し日本語能力の高い人員を配置できないものでしょうか。
津波の引いた集落跡に下りていって、自動車がひっくり返っているだの家が土台ごと流されているだの家が跡形もありませんだの、そんなことは映像を見れば殆どの人が理解できることなので、レポートに値しません。
そこで誰に何を伝えなければならないのかと言ふことを改めて整理したあとに、レポートを開始していただきたいと切に思ひます。
被害地域外に住む我々は、CMなどが一切排除された各局の報道番組をTVで見ることが出来ていますが、基本的に被災者や避難先ではせいぜいラヂヲが有る程度と思はれます。
報道ヘリコプターがいくらビルの屋上で助けを待つ被災者の姿やSOSの文字を見つけても、其処に食料が投下できるわけでも救助できるわけでも、位置情報を自衛隊などに通報できるわけでもありません。
確かに、驚愕し形容する言葉さへ見つからないやうな被災地の様子を鳥瞰しておくことは意味のあることかも知れませんが、必要以上に報道ヘリなどを飛ばし生中継を行う必要は無いと思ひます。阪神・淡路大震災の時にも指摘されたことですが、ヘリコプターの騒音がうるさくて眠れないとか、電話の会話が聞こえないと言ふ苦情もあるのです。
世界に対する支援大国であった我が邦は、今回は世界各国からの救援隊を受け入れる立場になりました。
どの国がどのやうな規模でやってくるのか、そして具体的にどのやうな救援活動を行ふのかてうことを、正確に記憶しておく必要があります。そこには今まで我が邦が行ってきたさまざまな活動の質実が間接的に反映されてゐることでせうし、各国の技術力や度量の大きさ、隠された心情や感情的なものも含めた国民性などが赤裸々に現れてゐるはずです。我が邦が堂々と復旧を果たした時に、本当に心を許して付き合ふべき価値のある友人であるのかだうかを、判断する材料になるはずです。
 
日本人は強い精神力と助け合ひの気持ちを忘れることなく、必ず復興を果たします。
 
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英紙が1面で日の丸に「がんばれ、東北。」
2011.3.13 20:38
 

1面トップで日本に応援メッセージを送った13日付の英紙インディペンデント・オン・サンデー(共同)
 
 13日付の英紙インディペンデント・オン・サンデーは1面トップで日の丸の赤い円の中に「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」と日本語で大見出しを掲げ、東日本大震災の被災地に応援メッセージを送った。

 脇見出しで同じ意味の英語を記し、「死者は少なくとも1700人、経済は大打撃、原発では爆発。だが日本は津波の被害から立ち上がろうと闘っている」と報じた。

 ほかの各紙もほとんどが2日連続して1面トップで震災を報道。津波被害や救助の様子などの大きな写真付きで「消えた町」(メール・オン・サンデー)「死者1万人の恐れ」(オブザーバー)などと伝えた。(共同)
 
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「日本には人間の連帯が今も存在している」 タス通信東京支局長
2011.3.13 20:25
 
 ロシアの独立系紙ノーバヤ・ガゼータ(電子版)は13日までに、東日本大震災の甚大な被害にもかかわらず日本人が社会的秩序を失わず、互いに助け合う姿を「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」と称賛するゴロブニン・タス通信東京支局長の記事を掲載した。

 ゴロブニン支局長は、震災を「第2次大戦直後の困難にも匹敵する」大災害だとしつつ、「重要なのは、ほかの国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もないことだ」と指摘。

 震災当日の11日、公共交通が止まってサラリーマンが帰宅の足を奪われた東京でも「人々は互いに助け合っていた。レストランや商店はペットボトル入りの飲料水を無料で提供し、トイレを開放した」と驚きをもって伝えた。(共同)
 
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NYタイムズが支援コラム 阪神大震災時の東京支局長
2011.3.12 11:38
 
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、東日本大震災について「日本への同情、そして称賛」と題するコラムを掲載した。執筆者は阪神大震災時に同紙東京支局長だった著名記者ニコラス・クリストフ氏で、日本人の強い精神をたたえ、今後の復興への期待を示した。

 コラムは「きょう、私たちの気持ちは皆、日本の人々とともにある」と訴えた。阪神大震災の取材の際、商店の襲撃や救援物資の奪い合いが見られず、市民が「勇気と団結、共通の目的の下に」苦境に耐えていたことに感嘆したと説明し、「仕方がない」「我慢」という日本語を紹介した。

 「日本の人々には真に高貴な忍耐力と克己心がある」とたたえ「これからの日々、日本に注目すべきだ。間違いなく学ぶべきものがある」とした。(共同)
 
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ダライ・ラマ 日本にお見舞いの書簡
2011.3.13 13:28
 
 チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は12日、東日本大震災で被災した人々に対するお見舞いの書簡を菅直人首相に送った。

 ダライ・ラマは書簡で、甚大な被害に衝撃を受け、悲しみを表明。被害者のために祈りをささげたとしている。

 ダライ・ラマは日本をたびたび訪問し、説法などを行っている。(共同)
 
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中国、日本人の冷静さを絶賛 「マナー世界一」の声も
2011.3.12 19:07
 
 地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常事態にもかかわらず日本人は「冷静で礼儀正しい」と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真が11日夜、投稿された。

 「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」との説明が付いた。

 この「つぶやき」は7万回以上も転載。「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」との反響の声があふれた。大震災を1面で報じた12日付の中国紙、環球時報も「日本人の冷静さに世界が感心」との見出しで報じた。(共同)
 
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