暑中に刹那の閑有りて久々利の謎解く蝉時雨

月が満ちるにつれ、「18」の呪縛からやうやう開放されつつある。
もっとも駄目押しで、郵送されてきた健康診断の受付番号が「18」だったわけだがそれはさておき、虚脱状態で台所に放置されてゐた食器類や食品類を改めて整理したり、午後からは庭の草刈りに挑戦してみたりと、陽光の蘇りとともに活性化した肉体労働を、全身を滴り落ちる大汗と共に実感する。
今天の月齢は8.36であり、次の満月は8月6日である。
   

   
ここ数日のアクセス内容を見てみると、予想通り「蝉の駆除」と「盆棚」「精霊棚」が検索の首位を占めてゐる。
事実、我がパナリガーデンに於いても日々蝉の増殖著しく、早朝の蝉時雨に因って不本意な覚醒を余儀なくされることも多くなってきた。裏の屋敷林は推して知るべき有り様にて、それだけ世間様でも蝉の駆除工作が実行されてゐるに相違無い。
しかし、「蝉の駆除」をキーワードにして検索方面からお越しの皆様は、此処で直ちに悔ひ改め告解懺悔いたし、憐憫の情と寛容の精神を以て蝉と対峙すべきである。
繰り返して言ふが、いくら凄まじき蝉時雨の超音波攻撃を受けたとしても、バルサンなどの蒸散式薬剤などを用ひて大量殺戮を行ふことは、時節柄宜しくないですよ。盂蘭盆や施餓鬼会も近いことですし。
  
一方「盆棚」「精霊棚」は季節の行事だが、曹洞宗の寺院に於ける様相は2007年と2008年の8月13日の記事に詳しいので、そちらを参照されたい。