間隙風
大気のざわめき。
安定した猛暑の狭間にも、大気のおおきなうねりや循環の抑揚が潜んでゐて、昼前、北方に見慣れぬ暗雲を見ゆ。
やがてそれは大小さまざまなつむじ風となって庭の草木を揺らし、綿毛にくるまれた無数の虫を巻き込んで舞ひ上がり、土埃砂埃相俟って相舞って、やがて待望の雨粒が地上に降り注ぐ。
「嵐が来るよ」
と見知らぬ誰かが呟き、子供たちは家路を急ぐ。
野良猫の足下を砂まみれの雨粒が濡らし、つばくろは旋風を横切って高速で目前を過ぎる。
濡れて仕舞ったTシャツの肩が気持ち良く、額を垂れた雫が右目に入り、それはあたかも泪の如く、それはあたかも我がかむばせの泪の如く、それはあたかも我が心の流したりける泪が流れたりけるが如く、憐れ美し。
憐れ美し。
(-_-)
このやうな夕立を、このやうな雨を、皆が欲してゐたのだ。
とはいっても、ここ数十年は真夏になっても、カンカン照りの猛暑の夕方にも、夕立の姿無く、それはそれは我が御幼少の砌の、天璋院様の御祐筆のばあやが押す乳母車の轍をも流し去るやうな雨も無く、大きな大きな気候の変動が一世代のこれまた其の一部の短期間に起こってゐるのだなあてうことをまざまざと思ひ知るのであった。
本当に、小学校の頃は毎日毎日もくもくと入道雲の立った夕方には恐ろしいほどの雷鳴が轟き、ざんざと夕立が降ったものだ。勿論そんな状況であるので、日中にはぐったりとうなだれてゐた植物たちも忽ち生気を取り戻し、青々として夏の夜を迎へたものだ。
雨雲の動きを見る限り、今天の嵐は小規模寒冷前線の通過に伴ふもののやうだし、紀伊半島各地や関西では大変な豪雨となって街を襲ひ、子供たちの命をも流し去ったやうだ。
毎年毎年、四季のいずれもが異常な振幅を示し始めてゐるやうだが、そのうち此の四季さへもなくなって仕舞ふのだらうか。
(-_-)
とまれ幸ひ、当地域にとってはほどよい降雨量であったために地面の火照りもほどよく冷め、草木も生気を取り戻し、人間様も心地よく冷めた涼風の恩恵を享受し、久々に扇風機をかけずに眠ることが出来まして候。
(-_-)
いろいろなものが降り注ぐ・・・
Candle for Tibet
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チベットのための「世界最大の光のプロテスト」の輪が、どんどん広がっています!
北京オリンピック開幕の24時間前に、みんなでチベットのための光を灯しましょう!
「Sad Smoky Mountains & Skyscrapers(以下、SSM&S)」も「キャンドル・フォー・チベット」に参加して、世界各地の山頂、高層ビル、また主要都市の名所で赤い"のろし"を上げる予定です。
● 「キャンドル・フォー・チベット(以下、CFT)」は、自宅の窓際でも会社のデスクでも、どこでもいいので、キャンドルを灯すことを皆さんにお願いしています。これを見た人も、同様にキャンドルを灯してくれるかも知れません。世界中のみんなで、キャンドル・ライティングに参加しましょう。
● CFTは、世界中の"光"のアーティストに、自由のためのライト・ショウを創りあげるよう、呼びかけています。
● CFTは、世界中の人々の参加を呼びかけています。キャンドル、懐中電灯、ライター、車のヘッドライトなど、どんな明りでもいいので、灯してください。
● CFTは、北京オリンピック開会式に参加される方々にも、協力を呼びかけています。キャンドル、懐中電灯、ライター、あるいは携帯電話でも構いません。何らかの明かりを開会式の最中に灯してくださるよう、お願いします。
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テルアビブ、2008年7月21日
チベットの自由を求める世界最大のキャンペーン"キャンドル・フォー・チベット"に、「Sad Smoky Mountains& Skyscrapers(以下、SSM&S)」も参加! チベットの自由を求める「光のプロテスト」は、どんどん広がっています。
自由を求める「光のプロテスト」
世界各地で少なくとも1億人の人たちが、現地時間8月7日(木)午後9時、友人たちと共に、あるいは自宅において、チベットの自由を求める「キャンドル・ライティング」を行います。(詳細は、下記のCFTプレスルームへ)
CFTの「キャンドル・ライティング」の翌日、SSM&Sは多数の登山家やボランティアを各地に送り、ニューヨーク、パリ、ベルリン、アムステルダムなど世界の主要都市の高層ビルや、三大陸の100以上の山々の頂上で赤い「のろし」を上げます。この「のろし」は、北京オリンピック開会式の始まりと同時に点火されます。
「世界中の都市で、のろしを上げる準備ができました。たくさんの建物や山や宮殿から、のろしを上げて、空を赤く燃え上がらせますよ」と、このプロジェクトのクリエーターであるアーティストのアルベルト・ペルーフォ氏は話しています。
SSM&Sは5月11日に、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカの100を超える山々の頂上で、チベットの自由を求める「のろし」を上げ、空を赤く染めるという実績をすでに作っています。(その時の写真は、下記にリンクされています。)
「運動がこんな風に展開して、嬉しい」と、CFTの発案/運営者であるデヴィッド・カリファ氏は話しています。「SSM&Sとは、考え方が一致しました。これは、みんなで団結し、連帯し、共有していくことを理念とした運動なのです。また、自由を求める、すばらしい芸術運動でもあります。世界中の光のアーティストに、ぜひ仲間に加わってほしい。8月8日に始まる北京オリンピックの24時間前に、世界中の自由を愛する人たちみんなで、車のヘッドライトを灯して欲しい。」
CFTは、チベット関連のNGOの世界的な連合体であるITSN(国際チベット支援ネットワーク)を始め、国際的に活動するチベット・サポート・グループのほぼすべて、また地域のサポート・グループの支援を受けています。
「自由を求めて、みんなが一致団結して行う今回の美しいデモ行動に、世界各地のすべての人権団体が参加してくださいますよう、お願いします。今後、数日以内に多数の芸能人、スポーツ選手、有名人にも"キャンドル・フォー・チベット"への参加を呼びかける予定です。断る人はそんなにいないと思いますよ」と、カリファ氏は話しています。
「キャンドル・フォー・チベット(CFT)」のメイン・サイト
http://www.candle4tibet.org
CFTのソーシャル・ネットワーク
http://candle4tibet.ning.com/
CFTのプレスルーム
http//www.erichopr.com/releases/c4t.htm
問い合わせ:David Califa +972 544 730 090
info@candle4tibet.org
Sad Smoky Mountainsのサイト
http://www.sadsmokymountains.net/
SSM&SのYouTubeの映像
http://it.youtube.com/user/sadsmokymountains
5月11日の点火の模様はこちら↓
http://www.antersass.it/sadsmokymountains/first_ignition_photos.htm
問い合わせ:Alberto Peruffo
eメール:alberto.peruffo@anterass.it 電話:+39 444 695140
2008年8月8日の点火目標地点の一部を紹介します。(都市部の点火地点は、「光のプロテスト」開始直前にメディアに公表する予定です。)
マッターホルン 標高4,478メートル(スイス、アルプス山脈)
モンテローザ 標高4,634メートル(イタリア、アルプス山脈)
モンブラン 標高4,810メートル(フランス、アルプス山脈)
ドロミーティ 標高3,300メートル(イタリア、アルプス山脈)
サハマ 標高6,530メートル(ボリビア、アンデス山脈)
アルパマーヨ 標高5,947メートル(ペルー、アンデス山脈)
ワスカラン 標高6,768メートル(ペルー、アンデス山脈)
チョピカルキ 標高6,534メートル(ペルー、アンデス山脈)
ノーステーブルマウンテン (アメリカ、コロラド州)
ストック・カンリ 標高6,137メートル(インド、ヒマラヤ山脈)
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