恐怖のヲコゼムシ

恐怖のヲコゼムシ

世に恐ろしき毒虫は数々居れども、げに恐ろしきはヲコゼムシであり、百足とともに我輩の天敵に他ならない。
たった数センチにも満たない此の小さき毒虫の風貌は形容することさへ悍ましきものであるが、蛍光色のやうな黄緑色の体には其の名の如きイガイガのトゲトゲが仰山突出しておって、とりわけ頭部から突き出した角のやうな触角?は実に邪悪な形状である。
先月辺りから、葡萄の木周辺の食害が著しく、果たしてコレはカナブン・コガネムシハナムグリハナムグリモドキ・ハナハナノムグリノヘッツイモドキ・ハナハナモゲラ・ムシムシコロコロ・ハリガネケダマノゴウツクバリ・コメツキケダマムシ・ヤツメノヘッツイモドキ・ナナイロケダマムシコロリなどの仕業であらうと勝手に思つてゐた。
しかし、今朝方は朝顔を観賞観察し、直ぐ脇の三椏の病葉が気になつたので手を差し込んで2枚3枚と葉を落とし始めた途端、左手首に電気が走つた。
初めは何かよくわからず、直ちに流しに行つて水を流し乍ら、そーつと刺さつた棘を除去しやうと考へたのだが、待てよ、此の痛さと電撃的な衝撃はまさかヲコゼムシではと思ひ及び、恐る恐る手を突つ込んだあたりの葉を裏返してみれば、果たして其処には1匹のヲコゼムシが棲息してゐたのだった。
このやうな邪悪な風体の毛虫であるので、朝夕しきりに訪れる鳥が食べてくれる可能性は殆ど無いだらうし、かといって羽化させて明年の大発生を幇助する気も無い。直ちに割り箸で摘み出し、排水溝に流してやった。
さて、チャドクガ同様このやうな毒虫が単独で発生することなど無いだらうから、改めて三椏や他の木々の周辺をよくよく見回つてみると、矢張り何匹もヲコゼムシが発見されたのだった。
幸ひ、大きな柿の木には別の毛虫が数匹居ただけでヲコゼムシは発見されなかつたが、よくよく注意しておかないと大変なことになるところであった。
毒棘に刺された手首の方はみるみる赤くなつて腫れ上がつてきたが、さほど深くは刺さらなかつたやうで、それ以上腫れが広がる気配は無かつた。6時間以上経過した現在では、直後に塗つた軟膏の効果もあるだらうが、痛痒いものの症状はさほど酷くはなささうだ。
(>_<) 
                     
                            
 
今宵、此のヘチマを喰ふ!             こっちは喰へないサボテンの実
                    
                           


備忘録:
地霊学(geomancy):「考古学」+「古代の天文学」+「在ることと観ること」の三者の統合
「聖なる地理学」とも定義付けることができるが、「大地の占術」(清められた土を地面に撒いて、其処に出現した形状で占ひを行ふもの)が原義。
観念的に表現すれば、時間と空間の祝祭であり、天と地を繋いで一つのものに統合し、人間と其の神殿、墓、世俗の建物、そして其の土地の地形を調和させるもの。
中国に於ける「風水」の訳語として使用される場合もある。
土地の精霊=ゲニウス・ロキ:其の土地の持つ地理的地形的特徴、雰囲気、荘厳さの象徴。
                        
                                
                                       
                  
                     
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 【受難と祈りー、チベットを知るための夏】
       ★【満月ばあさんと子供たち】★
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 期間:前期2008年7月22日(火)〜8月10日(日)
    後期2008年8月19日(火)〜8月24日(日)
    火〜土曜11:30〜23:00/日曜〜18:00/月曜休
    展示会場は入場無料
 料金:映画&トーク各回 1200円/3回券 3000円
    フリーパス券 5000円
  ワイングラス注意ワイングラスオープニング&クロージングセレモニーは
    フリードリンク付きのライブを予定しているため
    それぞれ別料金となります。

☆イベントスケジュール
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=31033282&comm_id=3331734
トーク出演者
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32417545&comm_id=3331734

 会場:space&cafe ポレポレ坐
    (東中野駅 JR西口or大江戸線A1出口 徒歩1分)
   Tel:03-3227-1405/mail:polepole@mac.email.ne.jp

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 私たちはチベットのことをほとんど知りません。

 どのような歴史と文化、信仰を持っているのか?
 どのようにダライ・ラマ法王を思慕しているのか?
 北京オリンピック年にチベットで起きたことの真実は何なのか?
 中国政府の言うように本当に分離独立を求めているのか?
 なぜ危険を顧みずヒマラヤを越え、亡命して来るのか?
 チベットの人々はどんな夢を持ち、どのような言葉で愛を語り、
 何を食べ、どんなお茶を飲み、どんなお酒を飲んでいるのか?
 チベットの人々はどんな時に腹を抱えて笑い、
 悲しみに沈む友達をどんな言葉で慰めるのか?
 チベットの人々の受難と祈りを、私たちは共有できるのか?

 私たちはチベットのことを知りたいと思います。

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 このイベントでは、
 できるだけ多様なチベットの実像に触れたいと思っています。
 亡命してきたばかりのチベットの子供たちの絵や写真の展示、
 ドキュメンタリー映画上映、チベット音楽演奏会、トーク etc.

 NGO『ルンタ・プロジェクト』 http://www.lung-ta.org/
 を立ち上げ、北インドダラムサラで、亡命したチベット人難民
 のために様々な支援活動をしている人たちがいます。
 そのルンタ・プロジェクトの全面的な協力のもと、チベットにつ
 いて詳しい人、ほとんどシロートの人、ただ出来る限りお手伝い
 したい人など、総てボランティアスタッフによる企画進行となり
 ます。会場は東中野ポレポレ坐の全面協力により実現しました。
                       
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 ☆展示(入場無料)
  ● 亡命政権の子供たちの描いた絵画
  ● チベットチベットの人々を撮った写真
   写真=野田雅也、森幹代 ほか
  ● モニター映像上映

 ☆映画スクリーン上映
 (1回券 1200円/3回券 3000円/フリーパス 5000円)
  ● 『モゥモ チェンガ』岩佐寿弥 監督
  ● 『チベット2002』岩佐寿弥 監督
  ● 『チベット チベットキム・スンヨン 監督
  ● 『ヒマラヤを越える子供たち』 Maria Blumencron 監督
  ● 『ダラムサラ秘蔵映像』全6本

 ☆トーク(金&土&日曜の映画上映後)
  ● 映画『モゥモ チェンガ』『チベット2002』岩佐寿弥さん
  ● 書籍『チベットドルマたち』岩佐靄子さん
  ● 岩佐監督映画の撮影カメラマン 田宮健彦 さん
  ● 映画『チベット チベット』キム スンヨンさん
  ● 書籍『風の馬 ルンタ』『バター茶をどうぞ』渡辺一枝さん
  ● 書籍『チベット研究文献目録』『風の記憶』貞兼綾子さん
  ●『ルンタ プロジェクト』代表 中原一博さん
  ●『チベット子ども村』 日本唯一の卒業生 カックン
  ●『I LOVE TIBET!』『チベット式』運営 長田幸康さん
  ● Coyoteチベタンオリンピック観戦記』画家 下田昌克さん
  ●『ダライ ラマ法王日本代表部事務所』代表 ラクパ ツォコさん
  ● 在日チベット人女性 ドルマ ツェリンさん
  …その他飛び入りゲストあり!

 ☆チベット音楽ライブ 2000円/2500円(フリードリンク)
  ● チベットの歌と民族楽器演奏
   川辺ゆか チベット音楽コンサート
 ☆講演会 1500円
  ● 訳書『チベッタン ヒーリング』梅野泉さんによる
  『ダライ ラマ6世の恋愛詩〜その謎を巡って』

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 企画=「チベットを知るための夏」実行委員会
 協力= ポレポレタイムス社
     ルンタ・プロジェクト(ダラムサラ+日本)
     (株)自由工房
     Ragos
     ランゼン・チーム
     チベットサポートグループ KIKU
     ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
     多くのサポーターの皆さん

 当然ですが、このイベントによる経費を除いた収益はすべて
 ルンタ・プロジェクトにより難民支援のために寄付されます。
                  
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