夏のお勉強

夏の海辺

今天は土器のお勉強と遺跡の情報交換会へ。
近年何故か集中的に発見された縄文時代早期前半の遺跡。言ふまでもなく我が邦の雁合(がんごう)遺跡では無数の石器や石材、炉穴や集石土坑の数々。豊川市の天井平(てんじょうびら)遺跡の4棟の竪穴住居址と5基の落とし穴。豊橋市の眼鏡下池北(めがねしもいけきた)遺跡では87基もの炉穴やいくつもの集石炉と竪穴住居址。そして、眼鏡下池北遺跡とは至近の距離にあって、20年以上前に調査された浪ノ上(なみのうえ)遺跡で発見された土器群など。
発掘担当者による遺跡簡介を経て、実際に出土遺物の見学。今回の圧巻は天井平遺跡の住居址出土の高山寺式土器。小島氏によって石膏が入れられて見事に復元されてゐた其の尖底土器の形状は官能的で、魅力的だ。
此の天井平遺跡の不思議さは、舌状台地縁辺に並ぶ竪穴住居の他は、稜線近くに落とし穴が並ぶ様相。住居址内に顕著な炉の痕跡無く、周辺にも炉穴や集石炉、地焼炉は発見されてゐない。
一方我が雁合遺跡では、僅かに1基のみ住居址様の遺構が発見された以外は、炉穴と集石土坑群が存在するのみ。勿論、調査の及んでゐない隣接地に居住域が展開してゐた可能性は否定できないものの、非常に特徴的な状況だ。
これらの「偏った」様相を呈した両遺跡に対し、眼鏡下池北遺跡では住居址(住居址様遺構)とともに炉穴群が発見されており、此の時期の集落の在り方を知る上で貴重な例であることは間違ひない。
とまれ、東海地方東部を代表する研究者である池谷氏の視点観点が大変参考になり、ともすれば土器型式のクロスチェックも出来さうな可能性も秘めた遺構が有るてうことも認識され、大変意義有る情報交換でありました。

               

コーディネーターの皆様に感謝 <(_ _)>
                       
                    
                         
夕刻帰宅後、昨年営巣されたものと思はれるスズメバチの巣を除去。
隣近所のオヤジが先日、軒先にひっついた巨大な巣を発見したらしく、現在進行形のものと勘違ひしていろいろ騒いでゐるやうだ。まあ現在使はれてゐるのかゐないのかは、路地から見上げれば直ちにわかることなのだが、これ以上騒ぎが大きくなると厄介なので掻き落としてやった次第。
それにしても此の巣の構造の、神秘的にして強固で巧みなることは驚くべきこと。
                    

 
                
 
                
 
                      
                          
                            
                  
                     
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 【受難と祈りー、チベットを知るための夏】
       ★【満月ばあさんと子供たち】★
       http://tibet-free-tibet.com/

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 期間:前期2008年7月22日(火)〜8月10日(日)
    後期2008年8月19日(火)〜8月24日(日)
    火〜土曜11:30〜23:00/日曜〜18:00/月曜休
    展示会場は入場無料
 料金:映画&トーク各回 1200円/3回券 3000円
    フリーパス券 5000円
  ワイングラス注意ワイングラスオープニング&クロージングセレモニーは
    フリードリンク付きのライブを予定しているため
    それぞれ別料金となります。

☆イベントスケジュール
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=31033282&comm_id=3331734
トーク出演者
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32417545&comm_id=3331734

 会場:space&cafe ポレポレ坐
    (東中野駅 JR西口or大江戸線A1出口 徒歩1分)
   Tel:03-3227-1405/mail:polepole@mac.email.ne.jp

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 私たちはチベットのことをほとんど知りません。

 どのような歴史と文化、信仰を持っているのか?
 どのようにダライ・ラマ法王を思慕しているのか?
 北京オリンピック年にチベットで起きたことの真実は何なのか?
 中国政府の言うように本当に分離独立を求めているのか?
 なぜ危険を顧みずヒマラヤを越え、亡命して来るのか?
 チベットの人々はどんな夢を持ち、どのような言葉で愛を語り、
 何を食べ、どんなお茶を飲み、どんなお酒を飲んでいるのか?
 チベットの人々はどんな時に腹を抱えて笑い、
 悲しみに沈む友達をどんな言葉で慰めるのか?
 チベットの人々の受難と祈りを、私たちは共有できるのか?

 私たちはチベットのことを知りたいと思います。

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 このイベントでは、
 できるだけ多様なチベットの実像に触れたいと思っています。
 亡命してきたばかりのチベットの子供たちの絵や写真の展示、
 ドキュメンタリー映画上映、チベット音楽演奏会、トーク etc.

 NGO『ルンタ・プロジェクト』 http://www.lung-ta.org/
 を立ち上げ、北インドダラムサラで、亡命したチベット人難民
 のために様々な支援活動をしている人たちがいます。
 そのルンタ・プロジェクトの全面的な協力のもと、チベットにつ
 いて詳しい人、ほとんどシロートの人、ただ出来る限りお手伝い
 したい人など、総てボランティアスタッフによる企画進行となり
 ます。会場は東中野ポレポレ坐の全面協力により実現しました。
                       
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 ☆展示(入場無料)
  ● 亡命政権の子供たちの描いた絵画
  ● チベットチベットの人々を撮った写真
   写真=野田雅也、森幹代 ほか
  ● モニター映像上映

 ☆映画スクリーン上映
 (1回券 1200円/3回券 3000円/フリーパス 5000円)
  ● 『モゥモ チェンガ』岩佐寿弥 監督
  ● 『チベット2002』岩佐寿弥 監督
  ● 『チベット チベットキム・スンヨン 監督
  ● 『ヒマラヤを越える子供たち』 Maria Blumencron 監督
  ● 『ダラムサラ秘蔵映像』全6本

 ☆トーク(金&土&日曜の映画上映後)
  ● 映画『モゥモ チェンガ』『チベット2002』岩佐寿弥さん
  ● 書籍『チベットドルマたち』岩佐靄子さん
  ● 岩佐監督映画の撮影カメラマン 田宮健彦 さん
  ● 映画『チベット チベット』キム スンヨンさん
  ● 書籍『風の馬 ルンタ』『バター茶をどうぞ』渡辺一枝さん
  ● 書籍『チベット研究文献目録』『風の記憶』貞兼綾子さん
  ●『ルンタ プロジェクト』代表 中原一博さん
  ●『チベット子ども村』 日本唯一の卒業生 カックン
  ●『I LOVE TIBET!』『チベット式』運営 長田幸康さん
  ● Coyoteチベタンオリンピック観戦記』画家 下田昌克さん
  ●『ダライ ラマ法王日本代表部事務所』代表 ラクパ ツォコさん
  ● 在日チベット人女性 ドルマ ツェリンさん
  …その他飛び入りゲストあり!

 ☆チベット音楽ライブ 2000円/2500円(フリードリンク)
  ● チベットの歌と民族楽器演奏
   川辺ゆか チベット音楽コンサート
 ☆講演会 1500円
  ● 訳書『チベッタン ヒーリング』梅野泉さんによる
  『ダライ ラマ6世の恋愛詩〜その謎を巡って』

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 企画=「チベットを知るための夏」実行委員会
 協力= ポレポレタイムス社
     ルンタ・プロジェクト(ダラムサラ+日本)
     (株)自由工房
     Ragos
     ランゼン・チーム
     チベットサポートグループ KIKU
     ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
     多くのサポーターの皆さん

 当然ですが、このイベントによる経費を除いた収益はすべて
 ルンタ・プロジェクトにより難民支援のために寄付されます。
                  
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