左岸巡回

カフェでの時間

オルセー美術館へ。良く晴れて、気持がよろしい。
印象派の時代、セザンヌからピカソまでの特別展込みで9ユーロ。兎に角入場券を買うまでに長い蛇行行列で、入館するとそこに手荷物チェックのゲートが有って、ひとりひとり面倒なチェックが行はれてゐるので、大変時間がかかる。
昔2度ほど来た覚へがあるが、いずれもピンポイントの見学鑑賞だったため、今回は全館くまなく攻略を目論む。
結局其の目的は殆ど果たしたものの、要した時間は4時間近く、へろへろのくたくたになって、次の目的地へ移動する気力も無く、メトロの近くのカフェに吸い込まれる。
1杯のカフェオレで1時間近くをカフェで粘り、回復した後はなかなか貪欲だ。サンジェルマン・デ・プレ、サン・シュルピス(ローズラインこと子午線の確認)、日本人デザイナーによるプロデュース企画が開催中のボン・マルシェ、モンパルナス、オデオン、サンミシェル、クリュニー・ラ・ソルボンヌと、主に左岸を巡りまわり、足も棒になり果てて、小腹がすいたところにチュニジア風のサンドイッチ買って立ち食ひ、再度カフェに沈む。
時間は既に8時半だが、まだ十分明るい。