大七輪

「昼咲き桃色月見草」で御座ゐます

久しぶりに七輪にて大いに火を起こし、そろそろ陋屋の方々で蘇生再生を開始しつつある虫どもの発生を抑制せむと、庭のローズマリーや月桂樹の枝を細切れにしてはどんどん焼べ、朝も早くから竃近くの土間でまうまうと煙を発生させてゐたのだが、軒下から屋外に流出する尋常ならざる謎の煙を感知した隣家のおばばさま忽ち我が家にやって来て曰く、「御前、何をや燃やしたりけるか?!」と。
我輩の答へて曰く、「七輪で炭火を起こして煮炊きをせるなり」とぞ。おばばさまの曰く、「いまどきのかばかりになりても七輪での煮炊きとはコレ如何に。トニモカクニモ火事に非ずむば虎児を得ず、我がココロも善きこと聞く也ととりあへず安心などすれども、くれぐれも火迺用心すべし。」と言ひ嗜めて去りぬ。
そもそも御前様の如きおばばさまに我が陋屋的火迺用心を嗜めらるる筋合ひは微塵も無く余計な御世話様なれども、そこは我輩も世間のヒトの子。「かしこまってさうらう」などと適当に返事をして一件落着。
其の後も御忠告など何処吹く風と大いに煙を立てまくり炙りまくり、其の様子は恰も出羽修験の南蛮燻しの如し。羽虫だの蚊虫だの、蜂虫だの疳の虫だの尺取り虫だの何だのを炙り出し、程良く熾き火の整ひし後、大なる羽釜を据ゑて湯立て煮炊きを勤しむ也。
(−_−)
        
それにしても、引ゐても引ゐても一向に無くなる気配の無い雑草との戦ひ。雨の予兆の湿気を孕んだ大気の御陰様で、全身忽ち大汗となり、閉口しつつもこの機を逃せば次回の帰宅時には雑草が密林化することは必定と思ひ、夕暮れ時は淋しさう(NSP)、宵闇迫る直前まで草引きまくる。
(−_−)ピゴナムニダヨ・・・
           
さうさう、今天是星期六、だったのですね。
先週其の前半を見逃した『風林火山』、第17回「姫の涙」再放送を見る。誠に気性荒き由布姫の目にも涙、晴信の側室になれば運命行く末の大半は推して知るべし。人心の動揺も作戦のうちに取り込んでしまう柔軟性は即ち、優柔不断で非情なるが故のことと思へども、知るべき事多き故事なるは確かなること。これまた、内野と亀治郎の魅力に依る処が大きいものと勝手に解釈。
(−_−)
           
今宵は海老煎餅食べて、久々の行水にて候。
           

和平フレイズ  ミニ七輪コンロ ほんわかふぇ HR-8373

和平フレイズ ミニ七輪コンロ ほんわかふぇ HR-8373

つひでに、ミニチュア土器を模して作っておいたテストピースの焼成も行ひましたが、なにか?
(−_−)?