濃厚さ

高密度の願望たち

この電脳に「サルコジ」と入力してみると「猿誇示」と表示されて、苦笑致しまして候。
Royal と書いてロワイヤルと読むが、単純な我輩の灰色の脳細胞は「パレ・ロワイヤル」だの「カジノ・ロワイヤル」を連想してしまう。料理界でロワイヤルと言へば、卵とブイヨンを合はせて蒸し、日本の卵豆腐の如く固めた食品のことを言うが、早い話がローヤルゼリーのローヤルであり、「王様の、王室の、高貴な」などてう意味だ。(royal と royale の違ひは何?) 社会党候補のセゴレーヌ・ロワイヤル女史は53歳、3児の母。最有力なのが右派の国民運動連合(UMP)党首のニコラ・サルコジ氏(52歳)。
それにしても仏蘭西の大統領選挙、候補者は誰も灰汁の強さうな顔ぶれで、傍観者としてはたいへん楽しい。

【パリ福井聡】フランス大統領選で、排外的な極右・国民戦線のルペン党首(78)が先週末「候補者の1人は移民出身で、私はフランス人」と述べ、ハンガリー移民の子であるサルコジ前内相(52)を攻撃、移民問題を選挙の争点にしようと試み始めている。仏社会には移民への嫌悪感がくすぶっており、極右は排外主義をあおって票を掘り起こす戦術をとっている。これに対してサルコジ氏は先月「移民をより円滑に仏社会に統合させよう」と「移民・国家アイデンティティー省」の新設を提案した。
ルペン党首は選挙戦で排外的な発言を繰り返しており、今月初めにも米カリフォルニア州シュワルツェネッガー知事を引き合いに「彼はオーストリア生まれだから米大統領になれない。大統領はその土地の出身者であるべきだ」と述べた。移民に嫌悪感を持ち、仕事を奪われる不安を感じる層の支持を得る戦略だ。
一連の発言に対し、サルコジ氏は今週、中部での集会で「私に大統領の資格がないとしたルペン氏に言いたい。私はハンガリー人の子だが、私たち家族はフランスに感謝しているからこそフランスを愛しており、この国はそうした人々を受け入れてきた」と述べたうえ「フランスは単一民族国家ではなく(国を)愛する者が集まってできた国だ」と反論した。
国民の大半は冷静で、フランスが民族国家ではなく共和国である点を理解しており、多数は極右でなく、サルコジ氏の主張を支持している。
ただ、移民系の大半が各都市郊外の低所得者用団地に住み、就職や住・教育環境などで白人社会とは大きな格差を感じており、05年秋の郊外暴動につながった。暴動によってさらに移民への嫌悪感が高まる悪循環も起こしている。このためサルコジ氏は移民の統合を掲げ、仏社会の融和をはかろうとしている。
*総人口の1割以上が移民系 サルコジ氏、移民の統合強調
フランスは特に戦後の好況期、旧植民地から大量の移民を受け入れた歴史があり、移民2世のサルコジ氏が大統領候補となる点に違和感はない。
移民受け入れの基本理念は「フランスの理想に従う者はフランス人」で、書類を整え市民権を得れば出身地や肌の色に関係なく「フランス人」となる。サルコジ氏の父はハンガリーの下級貴族だが、兄2人も医者と元経済団体幹部で、フランス人として成功している。
現在、移民の2、3世が大量に生まれ、総人口約6000万人のうち移民系が600万〜800万人にのぼる。しかし彼らはフランス人ゆえに民族別の統計は存在しない。
サルコジ氏は移民の統合を強調するが、左派や中道派は「移民を特定することで、かえって愛国心や排外主義をあおる」と反発している。
                                  「毎日新聞」記事からの引用

        
この顔ぶれの「濃さ」に対抗出来るのは、矢張り東京都知事選あたりしか無いのかな・・・・
             
         
こっちは関係無いやうな有るやうな↓