流浪てうこと

流浪の街角で

世間では一般に「ジャスコに無いものは無い」と言はれてゐるらしいが、この意や如何に?
察するに、「ジャスコに置いてないやうなものは此の世に存在しないと同じ意味である」てう意味なのか、「ジャスコには欲しいと思ふものが全て置いてある」てう意味か、「ジャスコには此の世に存在する全てのものが置いてある」てうことなのかしらむ???
(−_−)?はてな・・・
      
実は昨夜、寒風を圧して20分も、自行車漕ひでわざわざジャスコにまででかけた目的は、お気に入りのグミとチョコもちを密かに大量購入することだったのだが、果たして両者とも菓子売り場には見当たらず、図らずも「ジャスコには欲しいと思ふものが全て置いてある」説と「ジャスコには此の世に存在する全てのものが置いてある」説は一夜にして否定されたことになる。かふなると気になるのが第一の謂ひで、「ジャスコに置いてないやうなものは此の世に存在しないと同じ意味である」てう格言?だ。さて、我輩は此の世に存在しないも同然の取るに足らない菓子を求めて夜の街を疾走してゐたのか?! 奥深ひ問題だ。
(−_−)!はてな・・・
     
ネットで注文してゐた『風の旅人』、創刊号から19号までの19冊が届く。「旅」てう、或る意味目に見ゑない現象を、迫力ある写真の羅列と詩情と無常、そして流浪を旨にした編集方針で纏めた比類無き雑誌。毎号提示されるテーマは世間様の流行とは無縁な極めて地味なものだが、流浪者漂泊者にとっては無くてはならない因子ばかり。是はひとゑに、流浪の本質を実体験と、情緒面で体現された編集長の為せる技か。其のひととなりと人柄は、編集長の綴る文章に端的に現れてゐる。含蓄深く、一読する価値あるブログである。