ながいもの秘密
先日いただいた「ながいも」の箱が気になって仕方ない。
信州は山形村、豊土会の産物で、細長い紙箱の側面には面妖な形状のナガイモが2本描かれ、その上に楽しさうな家族のイラストが・・・
よく見ると人間のやうで人間ではないやうな不気味なキャラが8名様、イモの背後に並んでゐる。顔面の表現は縄文土偶より稚拙であり、黒点の目とバナナ型の口しかない。彼らには鼻も耳も無いやうだが、右から3番目の人物?には動物の耳とも、髷の一部ともとれる奇妙なものが描かれてゐる。真ん中あたりで一人だけ「マンセー」をしてゐるのもおかしいし、全員が法被のやうなものを着てゐるのも奇妙だ。
果たして彼らは家族なのか何なのか、ご近所なのか町内会なのか、農協なのか赤の他人なのか、観光客なのかはたまた宇宙人なのか、余りにも謎が多過ぎるとは思はないかい?!
見方を変へて、宇宙人の可能性を探ってみると、先づ「豊土会」の実態を調査せねばなるまい。生産者組合の仮面をかぶった異星人共同体かもしれないし、地球上の各地に既に多数存在するてう入植地のひとつである可能性もある。さうなると、このイラストも、ナガイモ型宇宙船に乗って地球に飛来する宇宙人降臨の様子を描ゐたものに見へてくるから不思議だ。
決して目立たないナガイモの紙箱であるが、何気ない日常の片隅にこそ、このやうに超現実的・超常的な秘密が潜んでゐるてう好例として広く人民に認識されるべき事例であらう。
中身のナガイモの方は、鉄板焼きとトロロにて大変美味しく頂戴いたしました土佐。。。