電動式

噛み合はせの妙技?

以前から導入が検討されてゐた「電動式歯ブラシ」であるが、今回の激しい歯医者修行を契機に、比較的安価な機種を試してみた。
そもそも歯医者とは40年以上の付き合ひになるが、感動的なまでのケアと技術力を兼ね備へたT歯科と、偏執狂的マック博士が献身的に人民に奉仕してゐるY歯科以外はどちらかといふとヤブのたぐひだったのかもしれない。現在修行中のH歯科は治療進行中の為コメントを差し控ゑたいが(何でや?)、医者と患者の関係てうものの微妙さと難しさをつくづく感じる。極言しなくとも所詮人間同士の関係に集約されるのだが、医術の場合は手先の器用さだの経験の蓄積だの最新知識の有無だの、更なる周辺要素が重要になってくるワケだ。いかに素晴らしい治療技術の持ち主でも、余り太い指では患者の口中で動きが制限されてしまうし、どんなに最新の医療機器を導入してゐても粗野な人格では意味が無い。
さて、肝心の「電動式歯ブラシ」の使ひ心地だが、極めて宜しくない。手動式の要領で練り歯磨き(ペースト)を付けるとぶくぶくと泡が大量発生して窒息しさうになるし、何も付けないと唾液腺を刺激するためか口角から漏れ出てしまう。各種人体実験の結果、極めて少量のペーストもしくは専用液体歯磨きジェルを付けて磨くことになるのだが、怠惰な人格にもってこいと思はれた自動式が、実は手動式より面倒くさいことがよくわかったのであった。
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ブラウン オーラルB コントロール 電動歯ブラシ プラック D4510E

このところ春の陽気、暖かさは嬉しいが小雨がちで工作活動には支障を来すことしばし。
中途半端な中断は、返って疲れますです、ハイ・・・