Departed to Aperture

夜の気配

日々、画像加工をおこなってゐる。
殆どの操作はPhotoshopで十分だが、この軟件の果たして何パーセントの機能を使ひこなしてゐるのかと謂へば、それはそれはお寒い数字が弾き出されることだらう。この分野へのアップルの介入が本格化しつつあるが、Apertureの多機能・高機能には驚くべきものがある。日本での販売が始まったとはいへ、入手できるのは英語版のみ。しかもかなりハイパフォーマンスの環境を必要とするので、画像処理・加工・管理に特化した電脳を準備した方がよいのかな、とさへ思はせるほど。
体感速度レポートを読むと、Power Mac G5クワッド(4.5GBメモリ)でのストレスは無し。しかし、G5デュアル(4GBメモリ)でさへ、色調補正機能では一瞬遅れてプレビューに反映とのこと。iMac G5 2GHz(1GBメモリ)とiBook G4 1.33GHz(1.5GBメモリ)ではスライダの操作などがコマ落とし様になり、快適とは言ひ難い状態。もっとも、推奨環境がはなっからG5でクロック周波数1.8GHz以上となってゐるし、必要メモリは2GB、必要空きディスク容量は5GBで、インストール時にはDVDドライブと誠に贅沢な仕様。まあ世の中に1つくらい、此のやうな尊大な軟件が有っても良いが、なかなか手の届く範囲には無いのも確かなこと。
(-_-;)
アップル側の売り文句は仰山並んでゐるが、キャッチコピーは " All in one post production tool"だが、わかるやうなわからんやうな。その他では、特にPhotoshopとの親和性が強調されてゐる。既にiPhotoでも他社軟件を編集軟件として割り当て可能だが、同様の編入がApertureでも可能らしい。しかし、TIFだのJPEGだのがメインストリームとなってゐる現状で、所謂「RAW現像」がどれほど普及するのかは未知数。撮影者がどれほど元データの加工に関はるべきかはさておき、RAWデータの現像から保存・管理・選択・編集・書き出しから、果ては印刷までに深く介入することを前提にした軟件は他にはあまり有るまい。唯一、意図的と考へられる機能不足はレタッチ分野であり、敢へてレタッチ王であるPhotoshopとの競合を避けてゐるのだ。故に先述の如く、親和性の強調がおこなはれてゐたのだ。ちなみに価格は499ドル也
(-_-)高い?安い?難い?易い?

Apple Pro Training Series: Getting Started with Aperture

Apple Pro Training Series: Getting Started with Aperture