イサンヘの誓ひ?

花水木の黄昏

NHKの受信料徴収員が出現。インターフォン越しのやりとりを、数分間続ける。(インターフォンが電話の形をしてゐるので、ピンポ〜ンと鳴って「もしもし」と応答してしまいました。チョグム・イーサンヘヨ)
声の印象は、中年男性。手元の記録だと、過去に何度か此処を訪れてゐるらしいが、何とか今月分だけでもお願ひできないか、などと申すので、我輩に関してはそもそも先週からの入居であり、臨時的潜伏であること。自宅でも共同体経由で支払ってゐるので、2重徴収になってしまって理不尽である旨伝へると、あっさり退散していった。木枯らし吹く肌寒い夜、どことなく寂しい感じのするやりとりであった。
(-_-)
ところでNHKが何故にこれほど韓国ドラマの放送に熱心なのかは知らんが、現在衛星放送のおこぼれで見せていただいてゐる、「チャングムの誓ひ」こと「大長今」はなかなかみどころの多い作品であることは確かだ。

王朝時代の風俗習慣が非常に細かな部分まで検証されてゐるやうだし、役者それぞれの顔そのものに因る演技が多いので、個性の識別が容易で有ることなどなど、矢張り日本的なるものどもとは違った感触が楽しめるのだ。ただ、作法所作のコマ割りが中国ドラマ同様気忙しゐので、多少落ち着きの無い印象を受ける部分も有るが、けったいなペーさまだのヨンさまだのビョンさまさまだのチェ姫だのケダマ姫だのビビンネンミョンだの何だの、中高年女性のあいだで爆発的病的に流行した「韓流」ブームに便乗したドラマよりは幾ばくとも見る価値が有るのやもしれぬ。それと、最高尚宮と表記してくださされば一瞬にして理解できるものの、チェゴサングンと言はれると何の事やらモルゲッソのことも多いし、役者名や役名をカタカナにせず、漢字表記にしてくださいませば理解も早まると思ふのは我輩だけであらうか? 上記公式ウェブサイトの、左側コンテンツ「資料室1」の用語集を見れば一目瞭然である。
(-_-)どやさ?

韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 前編

今宵十五夜