三位二位一位

お堀水際風景にて候

仏蘭西大変、暴動連鎖。
移民の問題だけではあるまい。何かをきっかけに、潜在的なフラストレーションが暴発する。個人主義社会、中華思想国家の脆弱さ。自由とは、全ての束縛からの解放を意味するだけではなく、潜在的な不満を爆発させる自由をも内包してゐる。だから東洋の中華国家は、先づ人民の自由を制限する。次に平等とは、宗主国の主体である白人社会の内的な平等であり、人種・民族・宗教・国家を超越したものではない。最後に博愛。博愛は個人主義社会を成立するための不文律的建て前であり、論議や人生の終極点ではないのだ。これらが、三位一体、三色国旗的西欧国家の限界点なのだ。
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失われた時を求めて 1 抄訳版 (集英社文庫)

地震をきっかけにした、印巴暫定国境の開通。分断された血縁を訪ねやうと、又は印度からの支援物資を受け取らむと殺到したパキスタン人民に対し、パキスタン国境警備隊兵士が催涙弾を撃つ。何故自国民に向けて? 返ってきた回答は予想を超ゑた現実的な内容だった。曰く、無防備ランダムに押し寄せる人民を、地雷から守る為だったのだ。即ち、暫定国境は地雷原地帯でもあったのだ。
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今天も緊張感に満ちた現場工作で、ピゴネで御座ゐます。