ケミカル・デイ

紅く、赤く

今天もまた、予報に反して終日晴れやらず、小雨降ったり曇ったり。
工作内容は昨天の続き。表層強化剤B-72溶液はアクリル樹脂とパラロイドが成分で、記号はMMA.MEK/Xyleneと表記されてゐる*1。石油製品第4類、即ち石油系ナフサ合成に属し、危険等級は3。可燃性有り、有害且つ腐食性有り、アルカリ性。ともかく、溶剤が揮発性の高いキシレンなので、極めて有害で危険な溶液だが、簡易なるマスクで吸入を防ぐことが出来るワケではなく、数時間のうちに恐らく数万個の脳細胞が死滅し、ドーパミンの分泌も半ば停止してしまったものと思はれる。主たる症状は、頭痛・脱力感・平衡感覚の喪失・視野狭窄などである。加へて、特殊開発された地層剥離剤トマックNS-10の大量塗布が追ひ打ちをかける。NS-10はエポキシ系樹脂で、主成分はポリウレタン*2。溶剤がこれまたエチルアセテートとくれば、先のキシレンと呼吸器官内で混合され、何か体内で光化学スモッグの如き反応を起こし、異常プリオンの増殖が促進されるのではないかとさへ思はれたが、これ如何に。
(-_-)ダブルダメージ・オブ・ケミカルリキッド+植物性洟びしびし=トリプルダメージ

今年の曼珠沙華、今頃満開。



"Come With Us

*1:あくまでも「強化剤」であって、硬化剤ではないので、立方体などの物理的形状を保ったままの移動には細心の注意と工夫を要する

*2:こちらは水分との接触で硬化が促進される樹脂だが、硬化後もゴム状の弾力性を有することから、ある程度の加工は可能だ