ホラホラ、これが僕の・・・

キュウリの花です

雨恋し。
炎天下、頼りない天幕の中の地下深く、大汗流して、いにしへびとのむくろのうつろのなきがらの、窮屈なる土壙に鎮座するありさまのほねぼねを、取り上げる。
「我がほねを持ち去るお前は、何者ぞ」と、いにしへびとのか細き声が、何処からとも知れず響き来て、脳裏に届く。しかし既に転生を果たした魂は、何者と化して現代に浮遊せるか。
三千年。
永遠にも等しきその歳月も今や終焉を迎へ、空梅雨の炎天に晒されしほねぼねよ。いまびとを憐れみ給へ。
(-_-)合掌

人骨展示館
魚の丘周辺における埋葬と人骨 (マルカタ南)