音場連鎖、または情緒共振的週末風景

Harmolodic Rings

今天の気分が何故リヒャルト・シュトラウスでも、バッハでもレスピーギでも矢野顕子でもアヴリル・ラヴィーンでもなく、オーネット・コールマンかてうことは謎だ。でも、さうなってゐるのだから仕方が無い。没弁法、不得已、、、

Tone Dialing

Tone Dialing

オーネット・コールマンとは「裸のランチ」以来の付き合ひだが、この「Tone Dialing」てうアルバムはちょっと異質なものなのかも知れない。なんせバッハのプレリュードも入ってゐるし、ヒップホップみたいなヴォーカルも入ってゐるしタブラもある。でも彼のサックスは自由闊達、遊び心に満ち溢れたフリーな演奏に終始。ちなみにバイオリンやトランペットまで演奏しております。全16曲の呈する160の音色が、理屈や蘊蓄はさておき、梅雨の晴れ間?の午後に良く馴染むのだ。
実はこのオーネット・コールマン、如何にも唐突な出現に思へるけれど、実はその伏線には先日のジャッキー・バイヤードが絡んでゐたのだ。但し共演してゐるとか、親戚であるとか、さういふ類のことではない。そこから話はエリック・ドルフィーに移り、な〜んだ、エリック・ドルフィーと言へばオーネット・コールマンのアルバム「フリー・ジャズ」('60)に参加してるんだったな、などと思ひ巡らせた結果、デヴィッド・クローネンバーグの「裸のランチ」サントラ方面から「Tone Dialing」の個人的リバイバルに至ったてう次第。
わかる?
Free Jazz 裸のランチ
ついでだけど、ケリー・クラークソンのBREAKAWAY、ちょっぴりせつなくて、イイ曲です。こっちも脈絡は不明・・・
(- + -)?
Breakaway
梅雨は何処へ行った???