2005-03-25 破天荒 春彼岸過ぎても猶、この天候。 木枯らしを越ゑ、ばうばう吹き狂ひ、横殴りの雨混じり、青空の欠片は何処へ去りしか。 天の荒れ狂ひたりけるや、地の震へ揺さぶられたりけるは、いずれも人知の及ばざる領域の現象にて、人は唯右往左往するがせいぜいなり。天を仰ぎ、地に伏して拝めども、往々にしてその時すでに遅かりせば、憐れなるべし。 神の不在を嘆く者は憐れなるべし。 天を揶揄せし者は憐れなるべし。 運命を呪ふ者は更なり。 自らを律し、信ぜよ。 宇宙を愉しみ、併呑せよ。 自らを憐れむより先に、神を憐れみ給へ。