遊山の果て

ものみのやぐら?

物見高ひてうか何てうか、新空港(中部国際空港=俗称セントレア)遊山に押し寄せる愛知県(東海地方?)人民の様子を見てゐると、そこはかとなく虚しさや浅ましさを感じてしまうのは、我輩だけのことであらうか。
この週末はつひに商業施設目当ての人民を制御しきれず、「セントーレ〜ヤ」てう名前の銭湯は50人づつの入場制限、食堂や売店に向かふエスカレーターへの行列をいろは坂宜しくつづら折りの無限多重蛇行式(銀行のCD機でよくある並び方)にしたため、蛇行路をぐるぐる歩くうちに目を回して倒れる年寄りや引きつけを起こす子どもが続出。つひには本来の主役である、ひこーきに乗るために来た旅客の進入をも阻害するほどの人混みとなり、何が何やらワケがわからん状況に・・・ 風貌で人間を判断してはいけないが、テレビに映し出された大行列をよく見ると、杖突いた年寄りや畑からそのまま来たやうな農民風な人や、住吉の夜總會のママのやうなマダムやら何やら、歩くことさへままならぬコビト達やら、まうむちゃくちゃの様子。一体全体斯くの如き状況下で芋洗い銭湯に入りたいと思ふ人や、3時間並んでまでもエビフリャーを食べたい人々や、旅客を押しのけても土産物を買いたいと思ふ人が、こげにぎょーさんおるとはよもや思はじ。さすがの偉人も辟易閉口し、呆れ果てて苦笑する他は無いのでありました土佐。。。これが所謂このところとみに取り沙汰される、名古屋圏の元気良さの一端なのでせうか?
(-_-)?
さう云えばこの「一端」はダイレクトに関係者各方面をも直撃したらしく、つひ先日巨大摩天楼に変貌した名古屋の味噌カツ屋新店舗に於いて使用される新奇工夫設計的豚式家具の製作を、奇しくも朋友が行ったてうことなのだ。万博(マンモスマモタン)、新空港、ホームレス排除、手羽先屋・コメ兵などの江戸進出などなど、頗るしたたかなる尾張名古屋の戦略は日本を救う? or 滅ぼす?
(-_-)