木枯らしのエチュード

久々にモスに行って来ました

方々で瞬く電飾も木枯らしに揺れて、何やら一層寒々しき夜景を演出してゐる。数時間の運転時間、際限なく流れて来るブラーの演奏を大音量で聴きながら(ライブだったね。相変わらず渋谷陽一節全開でした)、浮かんできたのは素朴な疑問のいくつか。。。
そもそも、聖誕老人ことサンタクロースは、何故に子供らに贈り物をくれるのだらうか? 何故に枕元に吊した靴下に入れるのだらうか? 我輩が子どもの頃は、「知らない人から無闇矢鱈にものを貰ってはいけませぬ」と言はれてきたものだ。今の子どもだって同じ事だらう。聖誕老人が毎年やってくるとすれば、知らない人ではないのかもしれないが、肉親でも親戚でもない人物であることは確かだ。極めて不可解な事である。
それにしてもブラー、或る時はジョー・ジャクソンの如く、また或る瞬間はティアーズ・フォー・フィアーズの如く、テクノの刹那が顔を覗かせたりして、英国独特の音色が見へ隠れして好きなバンドだ。どことなくプログレッシブの片鱗を引きずってゐて、いつ終はるとも知れぬけだるい繰り返しのフレーズが、麻薬的に心地よい。ひょっとしてブラーは前座? 明晩は大御所ピンク・フロイドの登場だ。原子心母の音の渦が恋しひ冬の夜長である。
(^_^;)それにしても寒いであります!