いろいろぎょうさんのこと

ひよひよと、しかし確実に歩むべし

ぎょうさんの人々、おいでになりました。ぎょうさんの方々、お越しになられました。ぎょうさんの人々は石を眺め、ぎょうさんの方々が驚嘆されました。ぎょうさんの方々が畑地を歩き、一万年の堆積を眺め、天を仰ぎ、彼方を見つめ、果てしなき時間の断面に想像力を馳せる。或る者は首を傾げ、或る者は頷き、時の偉大さに敬服する。いにしへびとのワザを見れば、今ははてな、文明やら文化やら、技術やら精神力などは寧ろ退化の過程の果てにゐるのだらうことが、自覚させらるる。
進化は裸の王様、退化の代償、得たものが大きければ大きいほど、失った本質は大きい。何を得て何を失ったのか、それすら解らぬ今様なれば、知らぬこそ良きことなるかや。知らねども、虚ろに生きるに事足らねども、良きことなるかや、よや。
頗る様々なる事象心象万象印象を考へさせられた、冬の日の午後の一時でござりました。
わざわざお越し頂きたりける皆様に、感謝多謝。
m(_ _)m 再拝