八月はつき十五日もちばかりの月にいで居て、かぐや姫いといたく泣き給ふ。 人めも今はつゝみ給はず泣き給ふ。 これを見て、親どもゝ「何事ぞ。」と問ひさわぐ。 かぐや姫なくなくいふ、「さきさきも申さんと思ひしかども、『かならず心惑はし給はんものぞ。…
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